火星探査 (ブログ)

NASA科学者による火星の水に関する新たな研究

NASAの科学者により、火星の水の痕跡が、火星表面にある薄い酸化鉄(平たくいえば「さび」)の下にあり、この状況が地球の砂漠でみられるものとよく似ていることを発見しました。 これまでの探査により、火星表面には、かつて考えられていたよりも多い炭酸塩の堆積地があると推定されています。この炭酸塩は、水と非常に関わりの深い鉱物でもあります。今のところ、実際に発見された堆積地はわずかではありますが、多くの科学者は、火星表面の酸化鉄により、この炭酸塩が覆われているために、発見が難しくなっているのだろうと考えています。 ...

NASA、火星ローバー(マーズ・エクスプロレーション・ローバー)「スピリット」の運用を終了

NASAは、火星ローバー「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」の1台、「スピリット」との交信回復のための作業を終了すると発表しました。最後の交信は2010年3月22日に行われました。交信作業の終了は5月25日になります。 この10ヶ月間、NASAでは、太陽光が十分に得られない火星の冬が過ぎ、太陽光が十分に得られるようになれば、「スピリット」が再度交信可能になる可能性が高いとして、積極的な交信の試みを行ってきました。しかし、内部機器を保温するヒーターに十分な電力が供給されなかったためか、ローバーは昨年のうちに、これまで経験したことがない非常に低い温度にさらされたと思われます。この低温により、重要な部品が損傷し、探査機は回復が不可能なダメージを負ったものとみられています。 ...

中国、2013年に自国で火星探査機を打ち上げ

中国は今年11月に初の火星探査機「蛍火1号」の打ち上げを予定していますが、これはロシアの火星探査機に相乗りし、ロシアのロケットにより打ち上げられます。しかし、中国は2013年には、自力での火星探査を実施することを計画しています。新華社が伝えています。 中国空間技術研究院の葉培建・政治協商会議全国委員会委員が、新華社の取材の答えて明らかになったものです。 ...

2016-04-08T18:43:46+09:002011年3月8日(火)|火星探査 (ブログ)|

蛍火1号、今年11月に打ち上げへ

中国初の火星探査機で、2009年に打ち上げられる予定が延期されていた「蛍火1号」ですが、11月に打ち上げられる模様であると、人民網日本語版が報じています。 中国空間技術研究院(CAST)の関係者が明らかにしました。なお、時期は11月上旬が予定されています。この時期が火星に向けた軌道にとって最適だというのがその理由です。 ...

2016-04-08T18:48:43+09:002011年2月21日(月)|フォボス・グルント/蛍火1号|
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