火星探査 (ブログ)

ESAの通信局、フォボスグルントとの通信を確立 −通信確立の詳細が明らかに−

先に本ブログの記事でお伝えした通り、22日夜(世界時。日本時間では23日朝)、オーストラリア・パースにあるヨーロッパ宇宙機関(ESA)の追跡局で、ロシアの火星探査機、フォボスグルントからの電波を捉えることに成功しました。 探査機は11月8日(現地時間。日本時間では9日)に打ち上げられました。火星に向かう前の地球周回低軌道への投入は成功し、ロケットとの分離の後、太陽電池パネルの展開は確認されています。その後、探査機搭載のフレガット第2段ロケットの2回にわたる燃焼については、ロシアの追跡管制局が追跡できる範囲ではなく、自動的に行われるはずだったのですが、これが実際には行われなかったのではないかと考えられています。 ...

2016-04-06T08:10:53+09:002011年11月26日(土)|フォボス・グルント/蛍火1号|

マーズ・サイエンス・ラボラトリー、11月26日に打ち上げ

アメリカの火星探査機、マーズ・サイエンス・ラボラトリ(MSL)は、11月26日、ケープカナベラル宇宙センターから打ち上げられます。ここで、打ち上げの情報を整理することにします。 まず、打ち上げ時刻ですが、アメリカ太平洋標準時で、11月26日です。打ち上げ可能時間帯(ロンチウィンドウ)は、同じく太平洋標準時で午前7時2分から午前8時45分までです。これは、日本時間では11月27日午前0時2分から午前1時45分までにあたります。 ...

ESA、フォボスグルントとの交信を継続

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は、24日も、通信途絶となっていたロシアの火星探査機、フォボスグルントとの交信を継続しています。通信はESAが持っているオーストラリア・パースの通信施設を通じて行われています。現在、衛星との双方向通信が確立しているとのことです。 世界時で23日20時19分から24日4時8分(日本時間では、いずれも24日の5時19分から13時8分)にかけて、合計5回の通信機会を利用して、通信が試みられました。 ...

2016-04-06T08:11:24+09:002011年11月24日(木)|フォボス・グルント/蛍火1号|

ESA、フォボスグルントからの信号を受信

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は23日、今月9日に打ち上げられて以降行方不明になっているロシアの火星探査機、フォボスグルント(及び、中国の探査機蛍火1号)からの信号を受信したと発表しました。 ESAによると、信号は世界時で22日の午後8時25分(日本時間では23日午前5時25分)、ESAのオーストラリア・パースにある制御局で受信されたとのことです。現在、ESAはロシアの技術者チームと共に、探査機との通信回復に向けての協力体制を組んでいます。 ...

2016-04-06T08:11:58+09:002011年11月23日(水)|フォボス・グルント/蛍火1号|

ロシア当局、フォボスグルントとの交信に苦闘

11月9日に打ち上げられたものの、地球周辺軌道から火星への軌道に乗ることができず、さらに交信も絶ってしまったロシアの火星探査機「フォボスグルント」と、中国の探査機「蛍火1号」ですが、ロシア当局は、懸命の交信復旧作業を続けています。しかし、いまもって交信回復には至っていません。marsdaily.comがノーボスチ通信の記事として伝えています。 ロシア宇宙局のダビドフ副長官が22日に語ったところによると、現時点ではまったく通信できておらず、そのため、探査機に何が起きているのかも把握できないとのことです。 ...

2016-04-06T08:12:30+09:002011年11月23日(水)|フォボス・グルント/蛍火1号|
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