嫦娥2号、9日に月周回軌道を離脱へ
中国の月探査衛星、嫦娥2号が、9日に月探査の軌道を離れる予定であると、中国新聞網の報道を引用して人民網日本語版が伝えています。 以前お伝えした通り、嫦娥2号は、半年間にわたる月周回観測を行い、このあと、太陽と地球との引力が均衡する、ラグランジュ点へと移って、深宇宙観測を行うことになっています。 ...
中国の月探査衛星、嫦娥2号が、9日に月探査の軌道を離れる予定であると、中国新聞網の報道を引用して人民網日本語版が伝えています。 以前お伝えした通り、嫦娥2号は、半年間にわたる月周回観測を行い、このあと、太陽と地球との引力が均衡する、ラグランジュ点へと移って、深宇宙観測を行うことになっています。 ...
月面探査をほぼ終了しようとしている中国の月探査衛星「嫦娥2号」が、このほど、月面基地候補地として中国が有力視している月の表側の「虹の入り江」地区を再度詳細に撮影することに成功した模様です。中国新聞網の報道を人民網日本語版が訳して伝えています。 それによると、今回の再撮影は、一連の技術テストの一環として実施されたとのことです。 ...
NASAの資金を得て研究を行っていた研究者チームが、このほど、月の岩石の中の結晶の中に、ガラス状の物質として含まれている粒子について、水の存在量を測定することに成功しました。その結果、月のマグマに含まれていると思われる水の量は、これまで考えられていたよりも100倍も多いということが明らかになってきました この粒子(包有物。鉱物の中などに含まれる小さな粒子)は、1972年に行われたアポロ17号の探査で回収された、番号74220という月試料からみつかったものです。この74220という試料は、火山岩の性質を持ち、チタンを非常に多く含む「オレンジソイル」という物質が存在していることでも有名になりました。 ...
NASAは、火星ローバー「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」の1台、「スピリット」との交信回復のための作業を終了すると発表しました。最後の交信は2010年3月22日に行われました。交信作業の終了は5月25日になります。 この10ヶ月間、NASAでは、太陽光が十分に得られない火星の冬が過ぎ、太陽光が十分に得られるようになれば、「スピリット」が再度交信可能になる可能性が高いとして、積極的な交信の試みを行ってきました。しかし、内部機器を保温するヒーターに十分な電力が供給されなかったためか、ローバーは昨年のうちに、これまで経験したことがない非常に低い温度にさらされたと思われます。この低温により、重要な部品が損傷し、探査機は回復が不可能なダメージを負ったものとみられています。 ...
NASAはこのほど、アメリカの次期有人宇宙輸送システムの検討について一定のめどに達しました。NASAのチャールズ・ボールデン長官が5月24日に発表した内容によると、この新しい輸送システムは、以前の計画「コンステレーション計画」の中核に位置づけられてた多目的輸送船「オライオン」をベースとしたもので、名前は新たに「多目的有人宇宙船」(MPCV: Multi-Purpose ...