月面に着陸した嫦娥5号の想像図 (人民網日本語版より)
中国が実施している月探査プログラムが「嫦娥計画」(じょうがけいかく)です。嫦娥とは中国古代の伝説における月の女神の名前です。
無人の月探査機を順次送り込み、月について科学的に解明することを目指しているとされていますが、実際には将来の有人月面探査に向けた情報収集も兼ねていると考えられています。
月探査については、第1段階を「周回」、第2段階を「着陸及びローバー」、第3段階を「サンプルリターン」とし、2020年8月現在ではこの第2段階を実施しています。各段階は2機ずつの探査機で実施しています。
2007年に第1弾となる周回機「嫦娥1号」、2010年に同じく周回機の嫦娥2号、2013年に第2段階の第1弾となる着陸機・ローバー「嫦娥3号」、2018年に着陸機・ローバーの嫦娥4号が打ち上げられました。2020年にはサンプルリターン機の「嫦娥5号」が打ち上げられました。
今後、2022年に同じくサンプルリターン機の嫦娥6号が打ち上げられる予定です。さらに、その次の段階の探査を行う嫦娥7号、嫦娥8号が計画されているという情報もあります。
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