月の重力は、なぜ地球の重力の6分の1なのですか?
まず結論から言ってしまいますと、理由は、「月の大きさが地球の4分の1で、重さが約100分の1だから」ということになります。月の重さが軽いため、月が引っ張る引力(つまり、月の重力)が小さい、ということが、最も簡単な結論になります。 しかし、これではあまりにも簡単過ぎますので、せっかくですので計算してみることにしましょう。 ...
まず結論から言ってしまいますと、理由は、「月の大きさが地球の4分の1で、重さが約100分の1だから」ということになります。月の重さが軽いため、月が引っ張る引力(つまり、月の重力)が小さい、ということが、最も簡単な結論になります。 しかし、これではあまりにも簡単過ぎますので、せっかくですので計算してみることにしましょう。 ...
月の裏側は地球から見えないため、探査機を使わなければ、どのようになっているかを知ることができませんでした。1960年代になって、アメリカや旧ソ連の月探査機が次々と月に送り込まれ、裏側の写真が撮影されるようになりました。 月の裏側の探査は旧ソ連が熱心で、そのため、月の裏側の地名には「モスクワ海」や「コロレフ」「ツィオルコフスキー」といった、旧ソ連・ロシアにちなむ名前が目立ちます。 ...
あります。月にも地震が起こります。 アポロ計画では、月に地震計を持っていって、地震の観測を行いました。その結果、月にも地震があることがわかり、「月震」と名づけられました。英語ではmoonquakeといいます(地震を英語でいうとearthquakeなので、ちょっとした「しゃれ」です)。 ...
月も、おそらく地球のように成層構造をしていると思われます。これは、月のような大きな天体は、できたときにいったん溶けたと思われますので、そのときに重いものは下へ、軽いものは上へと動いて、結果的に物質が分かれてしまうと考えられるからです。 アポロ計画では、月で起きる地震(月震)を使って、月の中がどうなっているかを調べました。地震波がどのように伝わるかによって、月の中の物質がどのようなものなのかを推定しようとしたのです。 ...
月面を望遠鏡で眺めると、大小の小さな穴がたくさん開いているのがみえます。これを「クレーター」と呼びます。 クレーターは、昔からどのようにしてできるのか、議論の的になってきました。特に、隕石などがぶつかってできたという説と、火山の爆発でできたという説が、有力であるとされてきました。確かに、ものがぶつかればおわんのような穴ができますし、火山の火口も、月のクレーターにそっくりな形をしています。 ...