将来の木星探査に向け、米欧の科学者たちが議論
将来の木星探査計画の策定に向けて取り組んでいるアメリカとヨーロッパの科学者たちが、このほど、木星とその衛星エウロパについての探査計画(木星・エウロパ探査計画=EJSM: Europe ...
将来の木星探査計画の策定に向けて取り組んでいるアメリカとヨーロッパの科学者たちが、このほど、木星とその衛星エウロパについての探査計画(木星・エウロパ探査計画=EJSM: Europe ...
水星探査機メッセンジャーは、4月4日(アメリカ現地時間)よりいよいよ、水星周回観測を開始します。1年にわたるこの観測期間中に、メッセンジャーは水星を合計で700周以上周回し、各種観測を実施します。 ちょうど本日終了した周回探査準備段階において、すべての機器が正常であることが確認されています。「水星の過酷な環境にもかかわらずすべての機器は順調に動作している。今日から始まる基本科学観測期間で、この惑星についての全球的な知見が数多く得られるだろう。さらにいえば、太陽活動が活発化すれば、私たちは砂かぶり席でそれをみることができるわけだ。」と、メッセンジャーの探査責任者であるシーン・ソロモン教授は述べています。 ...
日本初の金星探査機「あかつき」は、12月7日に金星周回軌道に投入されるはずでしたが、軌道投入に失敗、現在、太陽のまわりを回る軌道にあるということです。 「あかつき」は、12月7日午前8時49分(日本時間)に、金星周回軌道に投入されるための逆噴射を行い、その後金星の裏側を回って交信が再開されるはずでした。 ...
NASAとESAの土星探査機カッシーニは、2005年、土星の衛星エンセラダスの南極付近に、内部から勢いよく水を吹き出している、いわば「間欠泉」のようなものが存在することを発見しました。また、エンセラダスの南極からは、1300万ワットというとんでもない量のエネルギーが放出されている可能性があることもみつけています。しかし、そのような間欠泉、つまり天体内部に水をとどめておくだけのエネルギーがどこからやってきているのかについては、よくわかっていませんでした。 エンセラダスは小さいため、地球などのように、内部に含まれる放射性元素などが壊れるときに出る熱では、それほどまでに温まらないだろう、と科学者はみていました。その代わりに科学者が考えていたのは、潮汐加熱、すなわち、エンセラダスが土星などから引っ張られることによって、天体内部に摩擦が起き、その摩擦熱が原因ではないかというものです。 ...
水星探査機メッセンジャーの観測成果から、水星の大気とその進化についての重要な知見が得られたことがわかりました。 メッセンジャーはこれまで水星に3回フライバイを行い、来年(2011年)には水星を回る軌道に投入されることになっています。この3回目の最後のフライバイの際に取得したデータから、水星の超高層大気でイオンが光っている様子、水星の磁気圏の擾乱、これまでよりももっと新しい火山活動の痕跡などがみつかりました。これらの発見については、7月15日付の科学雑誌「サイエンス・エクスプレス」で発表される予定です。 ...