惑星探査 (ブログ)

メッセンジャーの水星周回軌道投入まであと1年

水星探査機メッセンジャーは、既に3度の水星フライバイを終了し、現在は太陽を回る軌道(要は普通の惑星と同じような軌道)を回っていますが、1年後、水星の周りを回る軌道に入ります。3月18日、その周回軌道投入まであとちょうど1年となりました。 メッセンジャーの探査主任であるシーン・ソロモン教授は、「いよいよメッセンジャーはいちばん厳しい段階を終わろうとしている。既に6年半にわたって飛行を続けており、それは水星周回への長い長いウォームアップだった。最後の1年はこのチームにとって忙しい年になると思う。周回プランなどを検討しなければならないからだ。」と述べて、意気込みを語っています。 ...

2016-04-11T19:27:09+09:002010年3月20日(土)|メッセンジャー|

水星表面の新発見の地名に命名、葛飾北斎の名も

水星探査機メッセンジャーの科学チームはこのほど、2008年1月と10月に行った探査機の水星フライバイの際に発見された、水星表面の新たな地形(クレーター)について、国際天文学連合(IAU)に対して申請していた命名提案が承認されたと発表しました。 水星は英語でマーキュリー(Mercury)といい、芸術の神様であることから、水星の表面の地名には芸術家の名前がつけられます。今回新たに命名された10の地形(クレーター)にも、世界各国の芸術家の名前がつけられており、その中には日本の葛飾北斎にちなんだものもあります。 ...

2016-04-11T19:30:09+09:002010年3月18日(木)|メッセンジャー|

NASA、土星探査機カッシーニの探査を2017年まで延長

NASAはこのほど、土星探査機カッシーニの探査を、2017年まで延長すると発表しました。このほど発表されたNASAの2011会計年度予算には、そのための費用として年6000万ドル(日本円で約54億円)の費用を支出することが盛り込まれています。 カッシーニ探査機が打ち上げられたのはいまから13年も前の1997年でした。探査機には、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が開発したホイヘンスという突入機が搭載されていました。この突入機は、土星の衛星タイタンの大気に突入し、大気や地表の様子を調べるためのもので、2005年1月に突入探査が実施されました。 ...

2016-04-11T19:33:50+09:002010年2月8日(月)|カッシーニ/ホイヘンス|

ニューホライズンズ、冥王星が地球よりも近くなる

2006年に打ち上げられ、10年越しの冥王星への旅を続けている探査機、ニューホライズンズですが、このほど旅の中間地点を過ぎ、いよいよ冥王星の方が地球より近いところまでやってきました。SpaceDaily.comが伝えています。 ニューホライズンズの探査責任者、アラン・スターン氏は、「探査関係者は、まだ道半ばで、先が長いことを誰もがよくわかっている。しかし、この探査機が探査で重要なポイントを越えたということを誇りに思っている。」と語っています。 ...

2016-04-11T19:39:15+09:002009年12月31日(木)|ニューホライズンズ|

メッセンジャーの発見で、水星の新たな素顔が判明

9月29日に水星に3度目のフライバイを行った、探査機メッセンジャーですが、その際撮影した画像などが公開され、これまであまりよくわかっていなかった水星について、新たな素顔が明らかになってきました。 メッセンジャー探査機は今回のフライバイによって、これまで人類がみたことがなかった水星表面のうち、新たに6パーセントを撮像することに成功、これによって水星の表面ほぼ全体(約98パーセント)を撮影することに成功しました。なお、探査機はこのあと軌道を変え、2011年には水星の周りを周回する軌道に入ることになっています。日食による電源断のために一時的に探査機の動力システムを停止していたということはありましたが、それでもこのフライバイにおいて、カメラなどの機器は正常に動作し、高精度の写真を撮影しました。なお、まだ撮像が完了していない極地域については、2011年に探査機が周回軌道に入ったあとに撮影が行われることになっています。 ...

2016-04-11T19:47:59+09:002009年11月4日(水)|メッセンジャー|
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