2006年に打ち上げられ、10年越しの冥王星への旅を続けている探査機、ニューホライズンズですが、このほど旅の中間地点を過ぎ、いよいよ冥王星の方が地球より近いところまでやってきました。SpaceDaily.comが伝えています。
ニューホライズンズの探査責任者、アラン・スターン氏は、「探査関係者は、まだ道半ばで、先が長いことを誰もがよくわかっている。しかし、この探査機が探査で重要なポイントを越えたということを誇りに思っている。」と語っています。
現在、ニューホライズンズの位置は、地球から約24億6300万キロ、一方冥王星までは24億6200万キロとなっています。いま探査機がいる位置は土星と天王星の軌道の間で、探査機は1日120万キロ冥王星に近づく、ものすごい速さで飛行していますが、これをもってしても、冥王星に到着するにはあと5年半かかります。
・New Horizons Now Closer To Pluto Than Earth (SpaceDaily.com, 英語)
  http://www.spacedaily.com/reports/New_Horizons_Now_Closer_To_Pluto_Than_Earth_999.html
・ニューホライズンズ (月探査情報ステーション)
  http://moon.jaxa.jp/ja/pex_world/NewHorizons/