メッセンジャー

メッセンジャー、水星についての新たな発見を成し遂げる

水星探査機メッセンジャーの観測成果から、水星の大気とその進化についての重要な知見が得られたことがわかりました。 メッセンジャーはこれまで水星に3回フライバイを行い、来年(2011年)には水星を回る軌道に投入されることになっています。この3回目の最後のフライバイの際に取得したデータから、水星の超高層大気でイオンが光っている様子、水星の磁気圏の擾乱、これまでよりももっと新しい火山活動の痕跡などがみつかりました。これらの発見については、7月15日付の科学雑誌「サイエンス・エクスプレス」で発表される予定です。 ...

2016-04-11T18:41:25+09:002010年7月17日(土)|メッセンジャー|

メッセンジャーの水星周回軌道投入まであと1年

水星探査機メッセンジャーは、既に3度の水星フライバイを終了し、現在は太陽を回る軌道(要は普通の惑星と同じような軌道)を回っていますが、1年後、水星の周りを回る軌道に入ります。3月18日、その周回軌道投入まであとちょうど1年となりました。 メッセンジャーの探査主任であるシーン・ソロモン教授は、「いよいよメッセンジャーはいちばん厳しい段階を終わろうとしている。既に6年半にわたって飛行を続けており、それは水星周回への長い長いウォームアップだった。最後の1年はこのチームにとって忙しい年になると思う。周回プランなどを検討しなければならないからだ。」と述べて、意気込みを語っています。 ...

2016-04-11T19:27:09+09:002010年3月20日(土)|メッセンジャー|

水星表面の新発見の地名に命名、葛飾北斎の名も

水星探査機メッセンジャーの科学チームはこのほど、2008年1月と10月に行った探査機の水星フライバイの際に発見された、水星表面の新たな地形(クレーター)について、国際天文学連合(IAU)に対して申請していた命名提案が承認されたと発表しました。 水星は英語でマーキュリー(Mercury)といい、芸術の神様であることから、水星の表面の地名には芸術家の名前がつけられます。今回新たに命名された10の地形(クレーター)にも、世界各国の芸術家の名前がつけられており、その中には日本の葛飾北斎にちなんだものもあります。 ...

2016-04-11T19:30:09+09:002010年3月18日(木)|メッセンジャー|

メッセンジャーの発見で、水星の新たな素顔が判明

9月29日に水星に3度目のフライバイを行った、探査機メッセンジャーですが、その際撮影した画像などが公開され、これまであまりよくわかっていなかった水星について、新たな素顔が明らかになってきました。 メッセンジャー探査機は今回のフライバイによって、これまで人類がみたことがなかった水星表面のうち、新たに6パーセントを撮像することに成功、これによって水星の表面ほぼ全体(約98パーセント)を撮影することに成功しました。なお、探査機はこのあと軌道を変え、2011年には水星の周りを周回する軌道に入ることになっています。日食による電源断のために一時的に探査機の動力システムを停止していたということはありましたが、それでもこのフライバイにおいて、カメラなどの機器は正常に動作し、高精度の写真を撮影しました。なお、まだ撮像が完了していない極地域については、2011年に探査機が周回軌道に入ったあとに撮影が行われることになっています。 ...

2016-04-11T19:47:59+09:002009年11月4日(水)|メッセンジャー|

メッセンジャー、水星に3度目のフライバイへ

NASAの水星探査機メッセンジャーは、9月29日、水星へ3度目のフライバイを実施します。今回はフライバイとしては最後になり、水星上空約228キロ(原文では142マイル)を通過します。 メッセンジャーは、このフライバイ後に軌道を修正し、2011年には水星の周りを回る周回機となります。探査機はすでに2回のフライバイで、水星表面の90パーセント以上を撮影しています。探査チームでは、探査機に搭載されている科学機器を起動して、まだ残されている未撮影の表面を捉えるべく準備を進めています。 ...

2016-04-11T19:59:54+09:002009年9月28日(月)|メッセンジャー|
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