嫦娥3号、月周回軌道に投入
先日打ち上げられた中国の月探査機「嫦娥3号」は、無事、月周回軌道に入りました。ここでは新華社の英語版の記事を引用しましょう。 記事によると、月周回軌道への投入は中国標準時で12月6日午後5時53分(日本時間では同日午後6時53分)で、周回軌道に入るための361秒にわたるエンジン噴射を無事行って減速、周回軌道への投入に成功したとのことです。 ...
先日打ち上げられた中国の月探査機「嫦娥3号」は、無事、月周回軌道に入りました。ここでは新華社の英語版の記事を引用しましょう。 記事によると、月周回軌道への投入は中国標準時で12月6日午後5時53分(日本時間では同日午後6時53分)で、周回軌道に入るための361秒にわたるエンジン噴射を無事行って減速、周回軌道への投入に成功したとのことです。 ...
嫦娥3号のスケジュールですが、中国語では情報が出ているものの、なかなか広まっていません。そこで、この情報が出ているページを研究者が翻訳の上情報を追加して送ってきたメールを元にして、今後の嫦娥3号のスケジュールをまとめてみましょう。 以下、時間はすべて日本時間に直してあります。 ...
11月5日に打ち上げられたインドの火星探査機「マンガルヤーン」が、12月1日、無事、地球から火星へ向けての軌道に乗りました。 マンガルヤーンは、ロケットの性能の限界もあり、直接地球周回軌道から火星へ向かうのではなく、地球を周回しながらより遠地点(地球からもっとも離れた点)の高い軌道へと移行するためにエンジンを噴射し、最終的に目標軌道に達した時点で火星に向けた軌道へと投入する、という形をとっています。 ...
中国宇宙当局は、12月2日午前1時半(中国標準時。日本時間では午前2時半)、月探査機「嫦娥3号」を、四川省にある西昌衛星発射センターから打ち上げました。打ち上げ後ロケットは探査機を無事切り離し、打ち上げは成功しました。打ち上げ成功については中国中央テレビ(CCTV)が伝えているほか、新華社など中国の報道機関は大々的な特集を組み、探査機についての情報を提供しています。 ...
探査機、それも遠くへと飛行する探査機とは、通信を確保することが重要です。それと同時に、その位置を確実に把握しておく必要があります。そのためには、深宇宙通信網と呼ばれる、巨大な電波アンテナ群で構成されたネットワークを用いることが必要です。できればそれは地球上に展開され、どのような状況でもどこかの通信局が探査機と通信できることが理想的です。それが無理であれば、他国のネットワークを借りるなどして通信を行うことになります。 日本でも、「はやぶさ」をはじめとする月・惑星探査では、アメリカ・NASAが持つ深宇宙ネットワーク(DSN: ...