火星ローバ「スピリット」、新たな水の証拠を発見
2004年1月の着陸からすでに3年以上にわたって火星探査を続けている、マーズ・エクスプロレーション・ローバの「スピリット」が、このほど、新たな水の存在の証拠を発見しました。「スピリット」が分析した火星の土の中に、シリカ(二酸化ケイ素)に富むものが見つかり、これはかつて火星が思ったよりも非常に湿潤な環境だったものを示すということです。このように濃密なシリカの堆積は、水の存在なしには考えられないものです。 ・プレスリリース原文 (英語) ...
2004年1月の着陸からすでに3年以上にわたって火星探査を続けている、マーズ・エクスプロレーション・ローバの「スピリット」が、このほど、新たな水の存在の証拠を発見しました。「スピリット」が分析した火星の土の中に、シリカ(二酸化ケイ素)に富むものが見つかり、これはかつて火星が思ったよりも非常に湿潤な環境だったものを示すということです。このように濃密なシリカの堆積は、水の存在なしには考えられないものです。 ・プレスリリース原文 (英語) ...
土星の衛星エンセラダスは、以前から、内部に水がある、あるいはその水が噴出して「水の火山」を形作っているといったことが、カッシーニ周回機の探査で明らかにされてきましたが、土星のように太陽から遠いところで水を生みだす熱源についてはわからないままでした。 このほど、カリフォルニア大学サンタクルーズ校のフランシス・ニンモ助教授らにより、その熱源が土星による潮汐加熱であるという研究結果が発表されました。エンセラダスは土星に近いところを周回(公転)しているため、その軌道を回るごとに土星に強く引っ張られ、内部の断層などで強い摩擦が発生し、その熱により内部の氷が溶けて液体の水が発生するというものです。 ...
土星大気に渦巻いている巨大な嵐が、土星の対流を加速させていることが、カッシーニ探査機の成果をもとにした研究で明らかになりました。 土星大気には、西向き、あるいは東向きの非常に速い風が流れていますが、ちょうど自転車のギアがチェーンを加速されるようにして、土星大気内の巨大な渦巻(嵐)が、この対流を加速させているのです。 ...
今年8月に打ち上げられる予定の火星着陸機「フェニックス」が、7日、製造先のコロラド州から打ち上げ場所のフロリダに輸送されました。 これから打ち上げまで約3ヶ月をかけて、衛星の最終試験が行われます。 ...
ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の金星探査機、ビーナス・エクスプレスの赤外線カメラが捉えた画像(をつなげた映像)が公開されました。ダイナミックに流動する大気は、金星の南極地域のものです。 この映像で注目すべきなのは、極地域の渦です。極地域はそもそも、これまで画像として捉えられたことがなく、このような渦が存在するということはこの映像によりはじめて明らかにされました。これは、金星の大気の運動などを解明する上での大きな手がかりとなりそうです。 ...