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火星ローバ「スピリット」、移動を断念し、静止観測点として活用へ

これまでお伝えしてきた通り、マーズ・エクスプロレーション・ローバーのうちの1台「スピリット」については、砂地に車輪をとられて動けなくなり、数ヶ月にわたって脱出の試みが続けられてきました。NASAはこのほど、「スピリット」を動かすことをあきらめ、代わりにこの動けなくなった地点で静止観測点として活用することにしたと発表しました。 今後数週間かけて、ローバーの位置を調整し、これからやってくる火星の冬を乗り切れるようにする予定です。もし「スピリット」が火星の冬をうまく越せれば、この場所でさらにいろいろな科学的発見を成し遂げることができると思われます。従って、探査自体はこれで終わりではなく、今後数ヶ月、あるいは数年にわたって続けることになります。 ...

マーズ・リコネサンス・オービターのカメラで一般人が撮影場所を提案することが可能に

火星上で約4年にわたって動き続けているマーズ・リコネサンス・オービター(MRO)は、その解像度1メートルにも達する強力なカメラが売り物となっています。このたび、このカメラ(HiRISE: ハイライズ)の撮影地点を一般の人から募集し、可能であれば撮影するという試みが始まりました。 ...

今週のはやぶさ君 (1/21)

今日も、はやぶさ君は元気に地球への道を歩んでいます。 11月から、うすださんが整備に入ったため、内之浦にある直径34mのアンテナで運用をしています。長野県の山の中腹にある臼田に比べて、内之浦は鹿児島県の海に面した台地にあるので15度以上暖かく、風も強いです。久しぶりに運用当番になった人は、一通りこれで驚きます。 ...

2016-04-11T19:36:21+09:002010年1月21日(木)|はやぶさ|

嫦娥2号の打ち上げ準備が進む

1月19日付の中国「人民網」日本語版では、月探査衛星「嫦娥2号」の打ち上げ準備が、四川省にある西昌宇宙センター(西昌衛星発射センター)で順調に進んでいるとの記事を掲載しています。 中国初の月探査衛星「嫦娥1号」もここから打ち上げられましたが、今回、嫦娥2号の打ち上げに向け、空調システムの改良などを施し、設備の刷新も行ったとのことです。 ...

2016-04-11T19:36:42+09:002010年1月20日(水)|嫦娥2号|

はやぶさ、地球引力圏軌道へ

地球を目指して飛行を続けている小惑星探査機「はやぶさ」は、昨年11月のイオンエンジンのトラブルも脱し、順調に飛行を続けています。このほど、探査機が地球引力圏を通過する軌道に乗ったことが確認されました。これにより、「はやぶさ」が地球(近傍)に帰還できることはほぼ確実となりました。また、当初の目標の1つであった「地球への往復飛行」をほぼ達成できることになりました。 今後軌道修正を実施しつつ、地球へのカプセル再突入に向けて準備を進めていくことになります。 ...

2016-04-11T19:37:05+09:002010年1月15日(金)|はやぶさ|
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