我々が月の裏側を(地球にいて)見ることができますか?
月は、いつも表側を地球に向けています。 これは、地球に対する公転周期と自転周期がほぼ等しいためですが、厳密に測ると、月の公転の速度は一様ではありません。これに対し、自転速度の方はかなり一定です。そのために、このずれによって6.29度の振幅で見かけ上東西に振れることになり、東西の縁の付近の見え方もそれだけ異なってきます。 ...
月は、いつも表側を地球に向けています。 これは、地球に対する公転周期と自転周期がほぼ等しいためですが、厳密に測ると、月の公転の速度は一様ではありません。これに対し、自転速度の方はかなり一定です。そのために、このずれによって6.29度の振幅で見かけ上東西に振れることになり、東西の縁の付近の見え方もそれだけ異なってきます。 ...
月自身が回転する、月の自転周期と、月が地球の周りを回る公転周期がほぼ等しく、約27.32日だからです。 太陽系内の天体は、軌道運動力学的にいくつかの規則性を持っています。例えば、一つの天体の公転周期と自転周期が簡単な整数比(例えば1対1,あるいは3対2)で表される場合を尽数(じんすう)関係にあるとといいます。その他にも、2個以上の天体の公転周期が簡単な整数比で表される場合にも尽数関係にあるといいます。 ...
中秋の名月は、別名「十五夜」というように、旧暦で8月15日の夜になります。このことからわかるように、「中秋の名月」の日は、旧暦に基づいて決まってしまいます。 まず、新月や満月ということについて考えてみましょう。新月や満月というのはそれぞれ、「月が地球と太陽のちょうど間に来た瞬間」、「月が地球からみて太陽の反対側に来た瞬間」をそれぞれ意味します。つまり、いずれもある時刻のことを指しているという点に注意して下さい。 ...
まず、その両方がどういう意味を持っているか、調べてみましょう。 三省堂の新国語中辞典を開きますと、この2つの言葉は次のように解説されています。 ...
月の満ち欠けによって暦を作っていた太陰暦(旧暦)では、7、8、9月を秋としていていました。その真ん中の8月15日を中秋といいます。 月の観賞は中国から伝えられた行事で、日本では9世紀末ころから宮中で月見の宴が行われていました。秋は空が澄み渡り、月の高度もほどよく眺められる良い季節なので、月を楽しむ習慣が継続しているのでしょう。 ...