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トランプ次期大統領下での「有人火星探査」はどうなる? – フォーブス誌

多くの予想を覆し(あるいは「期待」かも知れませんでしたが)、アメリカの次期大統領にドナルド・トランプ氏が選出されたというニュース(そしてその衝撃)は、まだ私たちに大きな余韻として残っています。余韻どころか、これから始まるのです。2ヶ月後(2017年1月)に大統領に就任すれば、アメリカの内政、外交、安全保障、その他すべてがどうなっていくのか、まだ見通しがつかないというのが現状です。 見通しがつかないという点でいえば、アメリカの宇宙政策もそうでしょう。今回の大統領選は歴史上まれにみる「個人攻撃ばかりの」選挙だったともいわれていますが、その一方では、クリントン・トランプ両候補者とも宇宙政策についてはあまり語りませんでした。そのため、月・惑星探査分野を含め、宇宙政策全般に関して、今後どのようになるのかという点も不透明です。 ...

2016-12-29T12:04:11+09:002016年11月18日(金)|火星探査 (ブログ)|

スキアパレッリの衝突点のカラー写真が届く

ヨーロッパ(ESA=ヨーロッパ宇宙機関)とロシアが共同で実施する火星探査「エクソマーズ」の着陸実証機「スキアパレッリ」は、本来減速して着陸するはずが何らかの原因で減速せず、火星地表に激突したことがほぼ確定的となっています。 着陸点の写真は、粗い写真から詳細な写真が得られ、事故の原因究明に役立てられると期待されていますが、さらに今回、カラー写真も届きました。撮影したのは、粗い写真と細かい写真と同様、アメリカの火星探査機、マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)です。 ...

2023-07-10T10:01:42+09:002016年11月5日(土)|エクソマーズ|

小惑星資源探査のプラネタリーリソーシズ社、ルクセンブルク政府と投資協定を締結、2020年にも資源採掘機打ち上げへ

小惑星の資源採掘という話が、SFの世界から、投資の話へと急速に「現実の世界」に進むことになりました。 アメリカの小惑星資源採掘ベンチャー企業、プラネタリーリソーシズ社は3日(アメリカ現地時間)、ルクセンブルク政府などとの合計2500万ユーロ(日本円で約28億6000万円)の投資を受け入れることで合意したと発表しました。さらに、この投資をもとに、2020年までに世界初の商業的な小惑星資源採掘ミッションを実施すると発表しました。2020年です。2016年もそろそろ終わりのいま、あと3年すれば、人類が小惑星から資源を採掘する時代になるというのです。 ...

2023-07-10T10:01:42+09:002016年11月4日(金)|小惑星探査 (ブログ)|

うずめ計画に関する本『月の縦孔・地下空洞とは何か』が電子書籍で出版されました

月の縦穴を探査し、将来の月面基地に向けた可能性を追求しようという「うずめ計画」。JAXAとしてはまだ具体的な計画となってはいませんが、多くの研究者がこの計画に加わり、技術的な問題点や科学的な発見の可能性などについて検討を続けています。 この度、うずめ計画のリーダーであり、探査機「かぐや」で月の縦穴を最初に発見した、JAXA宇宙科学研究所の春山純一氏が、電子書籍『月の縦孔・地下空洞とは何か』を出版しました。電子書籍形式で、アマゾン(Amazon)のキンドル・ストア(Kindle ...

2023-07-10T10:01:42+09:002016年11月2日(水)|うずめ計画|
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