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ルナー・リコネサンス・オービターが挑む、究極の宇宙データ送信

探査機がいくらいいデータをとってきたとしても、それを地球に送れない、としたらほとんど意味がありません。そして、探査機は私たちの想像を超えた遠くにいます。月までは38万キロ、火星までは1〜3億キロ。これだけ遠くからやってくる電波を正確に捉え、データとして復号(電波から信号を取り出すこと)するためには、高度な技術が必要です。 現在月の周りを周りながら、探査準備を行っているアメリカの月探査、ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)にも、当然同じ問題があるわけで、技術者たちは限界を乗り越えるべく、努力を続けています。 ...

カッシーニ/ホイヘンス、地球スイングバイから10周年

土星探査機、カッシーニ/ホイヘンスが、地球スイングバイにより土星への軌道に投入されてから、10周年となりました。1999年8月18日、カッシーニは地球上空1171キロを通過し、地球の引力の力を得て秒速5.5キロメートル加速、土星へと向かいました。 カッシーニ/ホイヘンス探査機は、1997年10月に打ち上げられ、金星(2回)、地球、木星という合計4回のスイングバイを経て土星へと向かいました。4回のスイングバイにより得られた速度は合計21.44キロメートルとなります。 ...

2009-08-20T00:33:00+09:002009年8月20日(木)|カッシーニ/ホイヘンス|

ロシアの協力によりインドの次期月探査衛星のデザインが完了

moondaily.comによりますと、インドとロシアはこのほど、2011〜2012年に打ち上げられるとされているインドの次期月探査機「チャンドラヤーン2」について、基本的な検討作業(デザイン)を終えたとのことです。 記事によると、インド宇宙機関(ISRO)のマドバン・ナイール総裁は、本部があるインドのバンガロールで記者団に対し「ちょうどいま、(チャンドラヤーン2の)デザイン作業が完了したところだ。ロシアの科学者と共に検討作業を行ってきたところである。次に…我々はプロトタイプ製造に進む。多分来年にはできあがるだろう。」と述べています。 ...

2016-04-14T18:44:06+09:002009年8月18日(火)|チャンドラヤーン2|

インド、火星探査に向け準備を開始

先日の記事で、「火星探査には冷淡」とお伝えしたインドの火星探査事情ですが、どうもそうでもないようです。 インド宇宙機関(ISRO)はこのほど、今後6年間で、火星に探査機を送り込む計画について検討に着手した模様です。marsdaily.comが伝えています。検討の基本資金として、政府から1億ルピー(約2億円)の拠出を受け、行うべき探査、軌道やその他探査に必要な詳細についての検討を行うことになりました。ISRO総裁のマドバン・ナイール総裁が言明しています。 ...

2016-04-14T18:44:20+09:002009年8月13日(木)|火星探査 (ブログ)|

今週のはやぶさ君 (8/13)

今日も、はやぶさ君は地球に帰るための軌道変更を行っています。 夏ですので、相模原キャンパスの怪談もどきをいたしましょう。題して、「はやぶさ君は、去年の夏、オカルト実験に参加していた?!」です。 ...

2016-04-14T18:44:31+09:002009年8月13日(木)|はやぶさ|
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