メッセンジャーの発見で、水星の新たな素顔が判明
9月29日に水星に3度目のフライバイを行った、探査機メッセンジャーですが、その際撮影した画像などが公開され、これまであまりよくわかっていなかった水星について、新たな素顔が明らかになってきました。 メッセンジャー探査機は今回のフライバイによって、これまで人類がみたことがなかった水星表面のうち、新たに6パーセントを撮像することに成功、これによって水星の表面ほぼ全体(約98パーセント)を撮影することに成功しました。なお、探査機はこのあと軌道を変え、2011年には水星の周りを周回する軌道に入ることになっています。日食による電源断のために一時的に探査機の動力システムを停止していたということはありましたが、それでもこのフライバイにおいて、カメラなどの機器は正常に動作し、高精度の写真を撮影しました。なお、まだ撮像が完了していない極地域については、2011年に探査機が周回軌道に入ったあとに撮影が行われることになっています。 ...