メッセンジャー、水星周回軌道投入まであと1ヶ月
打ち上げから足かけ7年。水星探査機メッセンジャーは、これまで3回の水星フライバイを経て、いよいよあと1ヶ月で水星周回軌道へ投入されるところまできました。 2月17日の午後8時45分(アメリカ東部時間)には、メッセンジャーは水星軌道投入のため、スラスターを噴射し、これまで最大の軌道修正を実施します。この噴射は14分間に及び、探査機を一気に秒速862メートル減速させます。また、この噴射だけで、搭載燃料の31パーセントも消費するという、まさに探査の山場といえます。 ...