はやぶさ後継機に関する予算の状況について 〜川口「はやぶさ」プロマネのメッセージ〜
「はやぶさ2」について、各種報道で、予算の危機的な状況が伝えられています。そのような中で、「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーである川口淳一郎・JAXA宇宙科学研究所教授が、この状況についての想いをサイトにて発表しています。 以下、ご本人の許可を得て、文面をそのまま転載いたします。 ...
「はやぶさ2」について、各種報道で、予算の危機的な状況が伝えられています。そのような中で、「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーである川口淳一郎・JAXA宇宙科学研究所教授が、この状況についての想いをサイトにて発表しています。 以下、ご本人の許可を得て、文面をそのまま転載いたします。 ...
NASAの惑星探査機、ボイジャー1号が、我々の太陽系と恒星間空間との間にある、いわば「太陽系の縁」の新たな領域に入ったことがわかりました。ここ数年、ボイジャー1号から得られているデータによって、この領域は探査機にとっての「地獄」のような場所であることがわかってきています。太陽風は恒星間空間からの圧力によって弱められ、太陽の磁場はこのあたりで重なり合うようになり、太陽からの高エネルギーの粒子が、この領域から流れ出しているのです。 1979年に打ち上げられ、現在は太陽から離れる方向へ飛行を続けているボイジャー1号は、すでに太陽から180億キロ(120天文単位)という途方もない距離まで離れています。しかしそれでもまだ太陽系の範囲内であり、恒星間空間に出たというわけではありません。最近のデータでは、磁力線の方向は変化しておらず、現在のところはまだボイジャー1号は太陽圏(太陽からの影響力が及ぶ範囲)内にいると考えられています。いまのところ、観測データからは、ボイジャー1号が太陽圏の縁にいて、このまま恒星間空間へと入るのかどうかということははっきりとはわかっていませんが、その時期は数ヶ月、あるいは数年先であろうとは考えられています。 ...
11月9日の打ち上げから必死の回復努力が続けられてきたロシアの火星探査機、フォボスグルントですが、回復は絶望的になったと、space.comが伝えています。 また、探査機は既にいくつかの破片に分解してしまっており、大気圏に突入したものもあるとのことです。さらに、破片のいくつかは宇宙物体(スペースデブリ)として、アメリカ軍の追跡リストに掲載されています。 ...
冥王星へと向かっている探査機ニューホライズンズは、このほど、冥王星にもっとも近づいた探査機となりました。 既に、ニューホライズンズの飛行時間は2413日に達しています。探査機は高速で飛行しており、1日に100万キロもの距離を飛行するという俊足ぶりです。 ...
ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は2日、フォボスグルントの追跡作業を終了すると発表しました。ロシア側との協議に基づくものです。 11月22日に、ESAの追跡局がフォボスグルントの交信に成功。その後、フォボスグルントの軌道周回タイミングに合わせて、送受信の試みを続けてきましたが、その後はまったく成功しませんでした。衛星からはその後なんの信号も送られておりません。 ...