中国、今年10月に火星探査機を打ち上げへ、2013年には独自探査機も
今年の中国は火星探査機です。2009年に打ち上げられる予定だったのが、打ち上げるロシアのロケット打ち上げの遅れで2年延期になった探査機「蛍火1号」が、今年10月打ち上げられます。 人民網日本語版の記事によると、このあと2013年の打ち上げを目指し、中国が独自に火星探査機の開発を進めているとのことです。打ち上げロケットは長征3号Bとなる予定です。 ...
今年の中国は火星探査機です。2009年に打ち上げられる予定だったのが、打ち上げるロシアのロケット打ち上げの遅れで2年延期になった探査機「蛍火1号」が、今年10月打ち上げられます。 人民網日本語版の記事によると、このあと2013年の打ち上げを目指し、中国が独自に火星探査機の開発を進めているとのことです。打ち上げロケットは長征3号Bとなる予定です。 ...
上海航天技術研究院の衛星開発総師である徐博明研究員は、ロシアの「フォボス・グルント」(フォボス・ソイル)と共に、蛍火1号の打ち上げを来年11月に行うと発表しました。また、昨年の延期についてはロシア側のサンプルリターン装置の改良にあることを強調しました。両衛星は火星到着後、火星を周回する楕円軌道に投入され、火星空間の観測を行うことになります。 徐研究員によると、今回の探査は「3つの『初』」があるとのことです。すなわち、初の中露共同のミッション、初の火星探査ミッション、そして、約2年(23ヶ月)での火星探査機開発ということです。 ...
昨年ロシアのロケットに相乗りする形で打ち上げられる予定だったのが、ロシアの探査機の延期の影響を受けて打ち上げが中止になった中国初の火星探査機「蛍火1号」ですが、中国は満を持して2011年の打ち上げを目指すようです。 また、現在の中国の深宇宙通信網は最大で直径18メートルのアンテナしかないため、新たに35メートルと64メートル(これはちょうど、日本ではそれぞれ内之浦局と臼田局に相当します。偶然なのかどうかわかりませんが、口径も両者とも非常に似ています)のアンテナを建設し、将来の深宇宙探査へ備えるとのことです。 ...
昨年10月に打ち上げられる予定だった、中国初の火星探査機「蛍火1号」の打ち上げ延期について、中国科学院宇宙科学・応用研究センターの呉主任が人民日報のインタビューに答え、打ち上げ延期は準備期間不足が原因であり、中国とロシアの間に協力に関する意見の相違はまったく存在しないと語りました。 このインタビューの中で注目すべき発言は、呉主任が「我々は自前のロケットで『蛍火1号』を打ち上げるだけの実力は持っている」と述べている点です。今回ロシアのロケットへの相乗りを行ったのは、経費の問題と2地点からの観測のためであるというのが、呉主任の言葉です。 ...
中国の人民日報日本語版は、10月30日に、中国初の火星探査機「蛍火1号」の打ち上げが延期されたことを伝えました。これで、中国のメディアが、火星探査機の打ち上げ延期を公式に報道したことになります。 蛍火1号は、2009年10月に、ロシアの火星探査機「フォボス・グルント」と相乗りで、ロシアのロケットにより打ち上げられる予定でしたが、ロシアがフォボス・グルントの打ち上げを2011年に延期したことから、打ち上げは延期されました。 ...