フォボス・グルントと蛍火1号が2年延期へ
ロシアが計画し、今年10月に打ち上げを予定していた火星探査機、フォボス・グルントと、同じロケットに相乗りして火星に向かう予定だった中国初の火星探査機、蛍火1号の打ち上げが、約2年延期されることになりました。ロシア宇宙科学研究所(IKI)の所長、レフ・ツェレニー氏が公式に声明を発表し、「難しい決定だった」と述べています。 フォボス・グルント(英語では「フォボス・ソイル」)は、火星の衛星フォボスに飛行し、そのサンプルを取得して地球に持ち帰るという探査です。延期の原因として、ツェレニー氏は、「最終的にいくつかのポイントを確認できなかった」という点を挙げています。 ...