アメリカの小惑星・準惑星探査

ドーン探査によるベスタ探査の状況が発表される

ドーンがベスタに到着して1年近く経ちますが、このほどNASAから、探査の新しい情報が発表されました。驚くべきことに、ベスタにはこれまで小惑星には発見されていなかったような種類の地形も存在することが明らかになりました。 ベスタは小惑星帯に属する大きな小惑星であり、また肉眼で地球から見ることができる唯一の小惑星でもあります。それだけ明るい天体だ、ということなのですが、今回ドーンの探査により、ベスタの表面の中には他の領域の2倍も明るい場所が存在することがわかりました。おそらくこれは、ベスタの進化の歴史と大きな関係があるものと思われます。 ...

2016-04-06T07:36:30+09:002012年3月25日(日)|ドーン|

月惑星科学会議でのドーン計画のベスタ探査結果のまとめ 〜BBCの報道〜

第43回月惑星会議では、新たな探査による様々な新しい成果が発表されています。そのうちの1つに、昨年7月に小惑星ベスタを周回する軌道に入った探査機ドーンのデータの初期解析があります。この発表内容について、イギリスBBCが伝えています。 この初期成果によると、これまでベスタは、「大きな小惑星」と考えられてきましたが、表面についての詳細な解析の結果、地球のような固い表面をもつ惑星との中間段階に位置する天体であるということがわかってきました。 ...

2016-04-06T07:37:27+09:002012年3月24日(土)|ドーン|

ドーン、小惑星ベスタの科学観測を間もなく開始

先日小惑星ベスタの周回軌道に入った探査機ドーンですが、4つの科学観測軌道の最初の軌道に8月11日に投入される予定です。周回高度はおよそ2700キロメートルで、この小惑星についての非常に詳細な観測が実施されることになります。 ベスタは、小惑星帯でももっとも明るい小惑星で、また多くの隕石の源でもあると考えられています。 ...

2023-07-10T10:02:31+09:002011年8月4日(木)|ドーン|

NASA、ドーンのベスタ周回軌道投入後の近接写真を発表

15日(アメリカ東部現地時間)に小惑星ベスタの周回軌道に投入された探査機ドーンから、このベスタの表面を撮影した詳細な写真が送られてきました。 写真は航法の目的で撮影されており、これまでにみたこともない細かさで、ベスタの地表の状況が映し出されています。ドーン探査機がベスタの周回軌道に入った際の距離は、ベスタからおよそ16000キロメートルで、技術者の推定によると、周回軌道に入ったのは午後10時頃(アメリカ東部現地夏時間。日本時間では7月16日午前11時頃)とみられています。 ...

2023-07-10T10:02:31+09:002011年7月19日(火)|ドーン|

ドーン探査機、ベスタ周回軌道に投入

NASAは17日(日本時間)、小惑星探査機ドーンが小惑星ベスタを周回する軌道に投入されたと発表しました。投入はアメリカ現地時間の土曜日です。小惑星帯の天体を周回する探査機は世界ではじめてです。 ドーンは、ベスタのまわりを約1年間周回し、その表面の様子を詳細に観測することで、太陽系の始原天体の状況を調べ、太陽系が形成された当時どのような様子だったのか、科学者が知るための手がかりを得ることになります。また、将来的な(小惑星への)有人探査に向けたデータも得ることになります。 ...

2016-04-06T10:16:02+09:002011年7月17日(日)|ドーン|
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