惑星探査 (ブログ)

NASA、カッシーニの探査を2年延長へ

NASAはこのほど、2008年7月で基本探査が終了する土星探査機カッシーニについて、2年間探査を延長する決定を行いました。 今回発表された新しい計画では、土星のまわりを新たに60回にわたって周回するほか、土星の衛星に対してもさらに多くのフライバイを行うことになっています。このフライバイの内訳は、タイタンに対して26回、エンセラダスに7回、ディオネ、ヘレネ、レアに対して各1回となっています。 ...

2016-04-15T20:34:33+09:002008年4月16日(水)|カッシーニ/ホイヘンス|

タイタンの地下に海がある可能性

土星の衛星の地下に、水とアンモニアからなる海が存在する可能性があることが、カッシーニの探査結果の解析から明らかになりました。この結果は、3月21日付の科学誌「サイエンス」で発表されます。 今回の結果は、カッシーニに搭載されたレーダでの観測により明らかになったものです。「有機物でできた丘や湖、峡谷や山など、タイタンは地球のように非常に活動的で地形の変化に富んだ天体である。」と述べているのは、この論文の主著者であるジョンズホプキンス大学応用物理学研究所のラルフ・ローレンツ博士です。 ...

2016-04-15T20:34:59+09:002008年3月21日(金)|カッシーニ/ホイヘンス|

メッセンジャー水星フライバイから1ヶ月

1月14日のメッセンジャー探査機による水星フライバイから1ヶ月以上経ちました。取得された画像は合計で1213枚に達し、科学者チームは現在解析作業に追われています。 上の写真は、その1ヶ月前のフライバイの際に撮影した画像です。太陽高度が低いので、丘や崖などの影がくっきりと際だって見えます。低い尾根が写真の中央上から左にかけて伸びています(白矢印)。クレーターがわずかに痕跡をとどめている様子もわかります。溶岩などによって縁が埋められている場所を赤矢印で示しています。 ...

2023-07-10T10:02:37+09:002008年2月17日(日)|メッセンジャー|

タイタンに地球の数百倍の「石油」が存在

カッシーニ探査機のデータ解析の結果、土星の衛星タイタンの表面に存在する液体の炭化水素の量は、地球に存在する石油や天然ガスなどの合計の数百倍に達する可能性があるということがわかってきました。この研究結果は、1月29日付の専門誌「地球物理学研究雑誌」(GRL=Geophysical Research ...

2016-04-15T20:36:24+09:002008年2月14日(木)|カッシーニ/ホイヘンス|

水星に別れを告げる

この写真は、メッセンジャー探査機がフライバイ後、水星から離れながら撮影したものです。撮影したのは搭載されている水星撮像システム(MDIS)の狭角カメラです。撮影は、フライバイ後100分後から、19時間後にかけてのものです。この間、狭角カメラは4分に1枚の間隔で写真を撮り続けました。従って、この間に撮影された写真は288枚にのぼるわけですが、上の写真はその中から12枚を取り出して並べたものです。 左上の写真を撮影したときには、探査機と水星の距離は約34000キロメートルでした。それが、右下の写真を撮影したときには40万キロメートルにも離れています(地球と月との距離が約38万キロメートル)。 ...

2023-07-10T10:02:37+09:002008年1月30日(水)|メッセンジャー|
Go to Top