1月14日のメッセンジャー探査機による水星フライバイから1ヶ月以上経ちました。取得された画像は合計で1213枚に達し、科学者チームは現在解析作業に追われています。
上の写真は、その1ヶ月前のフライバイの際に撮影した画像です。太陽高度が低いので、丘や崖などの影がくっきりと際だって見えます。低い尾根が写真の中央上から左にかけて伸びています(白矢印)。クレーターがわずかに痕跡をとどめている様子もわかります。溶岩などによって縁が埋められている場所を赤矢印で示しています。
大きいクレーターの中にある内側のリングが埋められてしまい、痕跡のようになっている様子もみえます(青矢印)。おそらくは溶岩により埋められたものと思われます。そのそばには、2次クレーターと思われるチェーン状のクレーターがみえます。
・写真のページ
http://messenger.jhuapl.edu/gallery/sciencePhotos/image.php?gallery_id=2&image_id=161