惑星探査 (ブログ)

NASA、金星に生物がいるというロシア科学者の主張を一蹴

金星に生物がいる…というのは私(編集長)もまったく信じられない話ですが、これがロシアの科学者によって論文として発表されているとなると穏やかではありません。NASAはこのほど、ロシアの科学者が主張する「金星表面で生命体を発見した」という主張を一蹴し、科学者が主張する「ディスク上の物体」は、探査機の搭載機器のレンズが落ちたものであると語りました。 このような突飛な主張を繰り広げたのは、ロシアの科学者、レオニード・クサンフォマリティ氏で、今月初めに発行された学会誌「太陽系研究」(Solar ...

2016-04-06T07:49:21+09:002012年1月28日(土)|惑星探査 (ブログ)|

メッセンジャー、雑誌「ディスカバー」のトップ100ストーリーに

アメリカの雑誌「ディスカバー」が、メッセンジャーの水星探査を、2011年のトップ100ストーリーの1つに選定しました。「この100のストーリーは、科学への好奇心をかき立てるものばかりです。刺激的な初期結果、長年にわたって追い求められてきた問題への答え、観測事実に対する理論の構築、あるいはその逆など、様々なものがあります…」と、ディスカバー誌の編集長コーリー・パウエル氏は2012年1・2月号の自身の記事で記しています。 メッセンジャーの順位は100番中25位でした。今回の名誉は、3月の水星周回軌道投入、そして写真をはじめとする科学データの取得という、メッセンジャーにとってすばらしい1年のそれこそすばらしい締めくくりとなるものです。 ...

2016-04-06T08:06:00+09:002011年12月20日(火)|メッセンジャー|

ボイジャー1号、太陽系の縁にある新たな領域に突入

NASAの惑星探査機、ボイジャー1号が、我々の太陽系と恒星間空間との間にある、いわば「太陽系の縁」の新たな領域に入ったことがわかりました。ここ数年、ボイジャー1号から得られているデータによって、この領域は探査機にとっての「地獄」のような場所であることがわかってきています。太陽風は恒星間空間からの圧力によって弱められ、太陽の磁場はこのあたりで重なり合うようになり、太陽からの高エネルギーの粒子が、この領域から流れ出しているのです。 1979年に打ち上げられ、現在は太陽から離れる方向へ飛行を続けているボイジャー1号は、すでに太陽から180億キロ(120天文単位)という途方もない距離まで離れています。しかしそれでもまだ太陽系の範囲内であり、恒星間空間に出たというわけではありません。最近のデータでは、磁力線の方向は変化しておらず、現在のところはまだボイジャー1号は太陽圏(太陽からの影響力が及ぶ範囲)内にいると考えられています。いまのところ、観測データからは、ボイジャー1号が太陽圏の縁にいて、このまま恒星間空間へと入るのかどうかということははっきりとはわかっていませんが、その時期は数ヶ月、あるいは数年先であろうとは考えられています。 ...

2016-04-06T08:08:58+09:002011年12月9日(金)|ボイジャー|

ニューホライズンズ、冥王星にもっとも近づいた探査機になる

冥王星へと向かっている探査機ニューホライズンズは、このほど、冥王星にもっとも近づいた探査機となりました。 既に、ニューホライズンズの飛行時間は2413日に達しています。探査機は高速で飛行しており、1日に100万キロもの距離を飛行するという俊足ぶりです。 ...

2016-04-06T08:09:57+09:002011年12月6日(火)|ニューホライズンズ|

木星の衛星エウロパに液体の海…ガリレオ探査機のデータで明らかに

NASAが打ち上げた木星探査機ガリレオの科学データから、木星の衛星エウロパの地下に、液体の海が存在する可能性が示されました。この水の量は相当な量に上り、推定ではアメリカ大陸にある五大湖の水の量にも匹敵するとのことです。地球とエウロパの大きさの違いを考えると、この水の量の多さは相当なものということができます。 また、エウロパの表面を覆う氷の近くと海との間には相互に物質のやりとりがあり、このことは、エウロパの液体の地下海に生命が存在しうる可能性について議論に一石を投じるものとなりそうです。この成果を記した論文は、科学雑誌「ネイチャー」に掲載されます。 ...

2016-04-06T08:12:51+09:002011年11月20日(日)|惑星探査 (ブログ)|
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