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今週のはやぶさ君 (11/20)

1日遅れの更新となりましたが、ご心配をおかけいたしております。はやぶさ君は、イオンエンジンBのイオン源とイオンエンジンAの中和器を同時に使用することにより、地球帰還に向けての加速を加速を開始しました。詳しくはプレスリリースをご覧ください。 イオンエンジンは、プラスに帯電したキセノンイオンを電気の力で加速し放出するためのイオン源と、負電荷を持つ電子を放出してキセノンイオンを中和するための中和器から成り立っています。 ...

2016-04-11T19:44:43+09:002009年11月20日(金)|はやぶさ|

はやぶさ、エンジンを組み合わせることにより地球帰還運用を再開

エンジントラブルにより一時的に地球帰還のためのエンジン噴射を停止していた小惑星探査機「はやぶさ」について、JAXAはこのほど、エンジンを組み合わせることによって運用を再開し、来年(2010年)6月への帰還に向けての運用を実施すると発表しました。 今回採用された手法は、2つのイオンエンジンのうち、機器の動くものを組み合わせて使うというものです。具体的には、異常が発生して探査当初に動作を停止していたAスラスタと、中和器の劣化によって動作を停止していたBスラスタのイオン限とを組み合わせ、いわば1台のエンジンとして運用するという手法です。 ...

2023-07-10T10:02:35+09:002009年11月20日(金)|はやぶさ|

エルクロス、月の水の存在を確認

先月、月の南極地域のクレーターに激突し、月探査を行ったアメリカの衛星「エルクロス」の探査により得られたデータを解析した結果、予備的ではありますが、月のクレーターの影の部分に水の存在を確かめることに成功したと、NASAが発表しました。NASAでは、この発見は、月の理解に新たな1ページを開くものであるとしています。 エルクロス、そして突入機として使われたセントールロケット第2段は、10月9日、月の南極付近にあるカベウスクレーターに激突し、クレーターの底にあった何十億年もの間光が当たっていない物質をちりとして巻き上げました。このちりの噴煙はクレーターの縁と太陽光に対してかなりの角度で舞い上がったようですが、その後噴出したちりはより水平の方向に広がったようです。 ...

嫦娥3号の基本設計が終了

中国の国防科学技術工業局月探査・宇宙開発センターと中国航天科技集団は13日、月探査衛星「嫦娥3号」の設計機試作に入るかどうか検討会を開催しました。検討の結果、試作機製作の審議に入ることになりました。中国航天網の報道を伝える形で、人民網日本語版が伝えています。 嫦娥3号は着陸、及びローバー探査を行う探査機のようです。本記事でも伝えられていますが、製作審議に入ったということは、嫦娥3号の設計がほぼ完成したと考えられます。 ...

2016-04-11T19:46:02+09:002009年11月18日(水)|嫦娥3号|

今週のはやぶさ君 (11/12)

はやぶさ君はエンジンのトラブルに見舞われましたが、何とかしようと懸命にがんばっているところです。 11月4日に、はやぶさ君のイオンエンジンの一基が自動停止しました。はやぶさ君がイオンエンジン用の中和器にかかる電圧が上がりすぎたことに気づいたからです。 ...

2016-04-11T19:46:13+09:002009年11月12日(木)|はやぶさ|
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