嫦娥3号の追跡管制では中国の深宇宙追跡網が活躍
探査機、それも遠くへと飛行する探査機とは、通信を確保することが重要です。それと同時に、その位置を確実に把握しておく必要があります。そのためには、深宇宙通信網と呼ばれる、巨大な電波アンテナ群で構成されたネットワークを用いることが必要です。できればそれは地球上に展開され、どのような状況でもどこかの通信局が探査機と通信できることが理想的です。それが無理であれば、他国のネットワークを借りるなどして通信を行うことになります。 日本でも、「はやぶさ」をはじめとする月・惑星探査では、アメリカ・NASAが持つ深宇宙ネットワーク(DSN: ...
