ルナー・リコネサンス・オービター/エルクロス

ルナー・リコネサンス・オービター、旧ソ連のルナ探査機を捉える

ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)は、その超高解像度のカメラの威力を遺憾なく発揮し、アポロ着陸船の残骸の撮影にも成功していますが、今度は、旧ソ連のルナ探査機の撮影に成功しました。 まず、こちらの写真は、旧ソ連のルナ20号です。ルナ20号は、1972年2月14日に月面へ着陸し、月面から55グラムのサンプルを持ち帰ることに成功しています(無人探査機です)。 ...

ルナー・リコネサンス・オービターの研究成果を学会で多数発表

NASAがこの6月に打ち上げたルナー・リコネサンス・オービター(LRO)は、私たちにとってもっともなじみ深い天体、月についての重要な発見を次々に成し遂げています。このLROに搭載された機器によって得られた成果が、現在開かれている学会で発表されました。LROはこの先、これまで集めた以上のデータを地球に送ってくると期待されています。 この学会は、アメリカ・サンフランシスコで開催されている、アメリカ地球物理学連合(AGU: ...

月表面に見つかった水分子は彗星から供給された?

先日NASAが発表した月表面の水分子の存在について、その供給源が彗星ではないかという説が出されています。Moondaily.comが報じています。これまで、月の表面に水分子が存在していることが、ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)の観測により明らかになっていますが、その源は明らかになっていませんでした。 この話題は、先日アメリカ・テキサス州のヒューストンで開催された、月探査に関連した160人以上の科学者が集まった研究会、月探査解析グループ(LEWG: ...

エルクロス、月の水の存在を確認

先月、月の南極地域のクレーターに激突し、月探査を行ったアメリカの衛星「エルクロス」の探査により得られたデータを解析した結果、予備的ではありますが、月のクレーターの影の部分に水の存在を確かめることに成功したと、NASAが発表しました。NASAでは、この発見は、月の理解に新たな1ページを開くものであるとしています。 エルクロス、そして突入機として使われたセントールロケット第2段は、10月9日、月の南極付近にあるカベウスクレーターに激突し、クレーターの底にあった何十億年もの間光が当たっていない物質をちりとして巻き上げました。このちりの噴煙はクレーターの縁と太陽光に対してかなりの角度で舞い上がったようですが、その後噴出したちりはより水平の方向に広がったようです。 ...

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