日本の小惑星探査。2014年打ち上げ、2018年小惑星リュウグウ到着。2回のサンプル採取を経て2020年末にサンプルを地球に帰還させる。本体は2031年に別小惑星の探査を実施予定。
「はやぶさ2」、探査機の状態は正常
JAXAは、12月3日に打ち上げた探査機「はやぶさ2」について、海外受信局(NASAの深宇宙通信網通信局である、アメリカ・カリフォルニア州ゴールドストーン局)で受信した電波により、太陽電池パネルの展開や太陽方向の捕捉(姿勢を太陽方向に向けること)など、一連の初期動作に成功していると発表しました。 打ち上げ後2日間は「クリティカルフェーズ」と呼ばれ、衛星の各機器の初期電源の投入や機器チェックなどが行われます。ここで何らかの不具合がでてしまうと、その後のミッションに大きな影響を与え、場合によってはミッション続行が不可能になります。そのため、重要な期間という意味で、クリティカル(critical=英語で「重大な」)フェーズと呼ばれるのです。 ...