2度の打ち上げ日延期となっていた「はやぶさ2」ですが、本日12月3日、午後1時22分4秒、種子島宇宙センターからH-IIAロケット26号機により打ち上げられました。

飛行は順調で、また地球を1周した後のH-IIAロケット第2段の再点火にも成功し、午後3時9分25秒にロケットから衛星が分離され、打ち上げは成功しました。

なお、このあと衛星の状態についての発表がJAXAから行われると思います。これにより、「はやぶさ2」が衛星として自立しているかどうかが判明します。また、ここから約2日間、「クリティカルフェーズ」と呼ばれる、衛星がさまざまなシステムを立ち上げていくいちばん重要な期間に入ります。これを抜けて安全な飛行に移るまでがまだまだ心配なところです。
しかし、まずはロケットによる打ち上げの成功という大きな段階を越え、「はやぶさ」の帰還から4年半を経て、日本は再び小惑星探査機を宇宙へと送り出しました。