日本の小惑星探査。2003年打ち上げ、2005年に小惑星イトカワに接近しサンプル採取、2010年に帰還。
はやぶさ、エンジンを組み合わせることにより地球帰還運用を再開
エンジントラブルにより一時的に地球帰還のためのエンジン噴射を停止していた小惑星探査機「はやぶさ」について、JAXAはこのほど、エンジンを組み合わせることによって運用を再開し、来年(2010年)6月への帰還に向けての運用を実施すると発表しました。 今回採用された手法は、2つのイオンエンジンのうち、機器の動くものを組み合わせて使うというものです。具体的には、異常が発生して探査当初に動作を停止していたAスラスタと、中和器の劣化によって動作を停止していたBスラスタのイオン限とを組み合わせ、いわば1台のエンジンとして運用するという手法です。 ...