編集長多忙により、10月9日より、月探査情報ステーションの記事更新が停止しておりました。本日より記事更新を再開いたします。
今年は「はやぶさ2」や火星大接近などに関連して講演やイベントの依頼が大変多く、また本業である大学の仕事も多忙であったことから、特にイベントが集中した7〜10月につきましてはページ更新が非常に遅いペースとなってしまっておりました。ことに10月はイベントが集中し、週2回ペースでの講演やイベント、学会などの出張が入る状態でした。
これらが一段落した11月後半も、延期されていた業務などの処理が必要となり、サイトの更新が行えない状況でした。さらに、多忙のため精神的にサイト更新への余裕がなくなってしまうという状態にもなってしまいました。
結果として、2006年の3ヶ月にわたるサイト更新途絶に次ぐ、約2ヶ月にわたる長期のサイト更新中断という状態を招くことになってしまいました。
この間、「はやぶさ2」のローバー着陸や第1回タッチダウン延期、火星探査機「インサイト」の到着、小惑星探査機「オサイレス・レックス(オシリス・レックス)」の到着など、月・惑星探査の大ニュースが続いておりましたが、これらをタイムリーにお伝えすることができませんでした。
ニュースを楽しみにして下さった皆様には大変申し訳ありませんでした。心よりお詫び申し上げます。
本日、12月7日より、徐々にではありますが更新を再開してまいります。前述の通り精神的な負荷もあり、一気にペースを上げるとまた更新に問題が出てくる可能性もあるため、他の仕事の状況などをみながら少しずつペースを上げ(調整し)、他の仕事に影響を及ぼさないような範囲での更新を続けられるよう、仕事量を見極めてまいります。
また、月探査情報ステーションが月・惑星探査情報のアーカイブとして機能していることから、あとから振り返っても記事内容が時系列的に整合性が取れるよう、記事自体はその状況が発生した時点(例えば、火星探査機「インサイト」着陸であれば11月27日からそれほど離れていない日時)の記事として掲載いたします。このため、実際の掲載日時と記事の日時とに差が発生いたしますが、これにつきましては「最新情報」にて記事更新をお知らせするなど、フォローを行ってまいります。
月探査情報ステーション20周年という最も華やかで活動的であるべきタイミングで、自ら動けなくなってしまうという大変恥ずかしい状況を招いてしまったことを反省し、今後は仕事の分量の見極めやスタッフ雇用などの業務負荷分散策の検討などを総合的に進めていく所存です。
皆様におかれましても、月探査情報ステーションが現在1名のみで行われているという状況にご理解をいただきたく思います。また、本サイトがより発展し、スタッフを雇用して本格的に動けるようになるためには経済的な基盤の強化も必要となりますので、ご寄付などのご支援をぜひお願いできればと思います。
引き続き、月探査情報ステーションをご支援、ご愛顧いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2018年12月7日
月探査情報ステーション編集長 寺薗 淳也