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> 月を知ろう > 月の雑学 > 第3話 人類は月に行っていない!? > 宇宙飛行士や、月面の岩の影が平行になっていない。
月を知ろう

月の雑学
第3話 人類は月に行っていない!?
疑惑
さらに影の問題がある。月で撮られた写真のうち何枚かで、月面の風景で長い影が延びたものがある。もし、月面の光源が太陽だけだったとしたら、影は平行に延びるはずである。ところが、影が平行になっていない。だから、写真は作り物だ。
アポロ14号着陸船 (AS14-68-9487)
アポロ14号の着陸船と、手前にある岩。奥にある着陸船の影と、手前の岩の影の方向が違っている。
Photo by NASA, 写真番号 AS14-68-9487, 出典: http://grin.hq.nasa.gov/BROWSE/lunar-module_2.html
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アポロ17号でのサンプル採取 (AS17-134-20425)
アポロ17号で、ハリソン・シュミット宇宙飛行士が、月面でサンプルを採取しているところ。わかりにくいが、シュミット飛行士の影と、奥にある石の影の方向が違う。
Photo by NASA, scanned by Kipp Teague, 写真番号 AS17-134-20425, 出典: The Project Apollo Image Gallery
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真実
もし影が平行じゃないとすると、その説明の一例として(少なくとも)2つの光源があったのだということが、「人類が月に行ったのは嘘だ」と主張している人が言いたいことのようです。しかし、もし複数の光源があったとしたら、複数の影が見えるはずです。でも、どこに複数の影は行ってしまったのでしょう?実際には、それぞれの物体が投げかけている影は1つなので、光源は1つでしかないはずです。

別の説明として、光源が物体に近いのでは、というものがあります。実際にそうすると、影が平行ではなくなってしまうでしょうね。でも、遠くにある光源でも同じようなことが起こるのです。写真の中で影が平行でないのは、遠近法のためです。考えてみましょう…あなたは3次元の中の風景を、2次元に投影された写真の中で見ています。その状況下では、写真の画像にゆがみが生じます。太陽が低い位置にあって、影が長く延びている場合には、違う距離にある物体は、確かに平行でない影を作り出してしまいます。もちろん、地球上であっても。別の暴露ページをみてみましょうか(訳注: リンク先のページは英語で書かれています)。(特に前記ページのいちばん下に)掲載されている風景の写真では、物体の影は平行ではありません。その遠近法のため、ゆがんで見えるのです。もし上から見たら、アポロの写真にあった影は確かに平行に見えるはずです。実は、これはあなた自身で体験できます。よく晴れた日で、太陽が低いときに外へ出てみましょう。そして、近くにあるものと遠くにあるものとの影を見比べてみてください…影が平行ではなく見えるはずです。そういうわけで、実は、この「証拠」といわれているものは、あなた自身で反論することができたりするのです。ぜひご自分で、外に出て試してみてください。

ついでにいえば、明るい地球も月面では物体に影を投げかけることになるでしょう。しかし、地球によってできる影は、太陽による影と比べて本当にかすかです。ですから、ある意味では複数の影はあるのですが、星が見えないというのと同じで、その影は、本当に明るい月面上では見ることができないのです。もう一度言いますが、これはあなた自身でも確かめることができます。満月の夜に外に出て、あなたの影をみてみてください。そして、街燈を横切って歩いてみましょう。街燈の明かりで、月の光でできた影が消えてしまいます。かすかに、月の光でできた影を見ることはできるかもしれませんが、ずっと明るい風景の中では、それを見ることは難しいでしょう。


 「月の雑学 第3話」は、「日本の衛星(セレーネ)が月に行けば、アポロの着陸船を見つけられるはず」「まとめ」を除き、Phil Plait氏によるサイト"Bad Astronomy"内にある、"Fox TV and the Apollo Moon Hoax"の内容をもとにしています。 「月の雑学 第3話」を作るにあたり、翻訳及び内容の使用を快諾していただいたPhil Plait氏、及びサイトの内容をご紹介いただいた、MITの石橋和紀さんに感謝いたします。
 なお、「月の雑学 第3話」の内容につきましては、Phil Plait氏は責任を持ちません。記述内容についてはあくまで、月探査情報ステーション主催者が責任を負うものとします。

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