月が赤く見えることがあるのは、大きく分けて2つの場合になります。
- 月が出たばかり、あるいは月が沈む直前で、地面に近いところに月がある場合。
- 大気中にちりや水蒸気などがある場合。
1.は、ちょうど夕焼けや朝焼けと同じような原理です。地表に近いところに月があると、月からの光は、大気を長い時間通ります。その間に、青い光が散乱され、残った赤い光だけが見える、ということになります。
2.ですが、山火事や火山の噴火などによって大気中にちりが増える、あるいは水蒸気などが多くなると、同じように月の光が散乱されて、赤い光だけが私たちの目に届くことがあります。
こういう理由ですので、特に不吉なことの前兆である、ということはありません。
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