速報 ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は2月28日、今年9月に予定されていたエクソマーズ第2弾の打ち上げについて、現下の情勢(ウクライナへのロシアの軍事侵攻と、それに伴う各種混乱)を考慮し、打ち上げが難しいと表明しました。なお、正式な決定は後日発表するとしています。(2022年3月3日午後7時更新)

エクソマーズ2022ローバー・着陸機

エクソマーズ2022で打ち上げが予定されているヨーロッパのローバー「ロザリンド・フランクリン」(手前)と、ロシア製の着陸プラットホーム「カザチョク」の想像図
© ESA/ATG Medialab

火星の生命の謎、そして地表や大気の様子を探るために打ち上げられるのが、エクソマーズです。
エクソマーズは、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とロシアが共同で開発しました。
打ち上げは2回に分かれており、2016年3月14日には周回機と着陸実証機(愛称「スキアパレッリ」)が打ち上げられ、10月19日に火星に到着しました。周回機は火星周回軌道への投入に成功しましたが、スキアパレッリは着陸直前に行方不明となり、火星に激突したとみられています。
次の段階として、ヨーロッパが開発したローバー「ロザリンド・フランクリン」と、ロシアが開発した着陸プラットホーム「カザチョク」の打ち上げが予定されています。打ち上げは当初2018年の予定でしたが技術的な理由で2020年に延期、新型コロナウイルスの影響でさらに2022年に延期されました。