火星上空を飛行するアル・アマル探査機の想像図

火星上空を飛行するアル・アマル探査機の想像図
(© MBRSC)

アラブ首長国連邦(UAE)がはじめて実施する火星探査計画が「アル・アマル」です。アル・アマルとは、アラビア語で「希望」を意味します。実現すれば、UAEのみならず、中東地域としてははじめての火星探査、そして月・惑星探査となります。
アル・アマルは3つの科学機器を搭載し、火星の表層及び大気の状態を観測する計画です。
アル・アマルは日本のH-IIAロケットにより、2020年7月20日に打ち上げられ、2021年2月9日に火星へ到着しました。

[おことわり] アル・アマルは、上記の通り、アラビア語では「希望」を意味する言葉です。このため、英語でのミッションの呼び方にはいくつかあります。H-IIAロケットの事業者である三菱重工業は衛星名を「HOPE」と称しています。この他にも、Hope Mars Mission (英語版ウィキペディア)、Emirates Mars Mission (UAEの宇宙センターの英語での公式名)、さらにはこれを短縮したEMMという呼び方もあるようです。また、アラビア語の「アル・アマル」という表現についても、「アル・アマール」とするケースがあるようです。月探査情報ステーションでは、当初から使用していた名称「アル・アマル」で統一します。



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