中国の月着陸には月の南極も候補地に
中国は、将来の月探査、特に嫦娥3号及び嫦娥4号において月面着陸を目指していますが、その候補地として月の南極域も浮上してきました。 中国月探査の最高責任者である欧陽自遠氏によると、月の南極にはクレーターが多いことから、比較的古い地形であること、すなわち月の古い時代に形成された可能性があるとのことです。 ...
中国は、将来の月探査、特に嫦娥3号及び嫦娥4号において月面着陸を目指していますが、その候補地として月の南極域も浮上してきました。 中国月探査の最高責任者である欧陽自遠氏によると、月の南極にはクレーターが多いことから、比較的古い地形であること、すなわち月の古い時代に形成された可能性があるとのことです。 ...
嫦娥2号が撮影した月の「虹の入り江」写真の像の除幕式に、中国の温家宝首相が出席したというニュースが、中国航天局のページに掲載されています。 国家国防科技工業局弁公楼ロビーで開かれた月面画像の公開・除幕式に温家宝首相が出席し、月探査プロジェクトチームを慰労しました。その後、探査についての説明や進捗報告などを聞いたとのことです。 ...
嫦娥2号が低高度の軌道から撮影した月の「虹の入り江」の写真が公開されました。新華社が伝えています。 高度18.7キロから撮影された写真の中には、3次元立体画像形式に処理されたものも含まれています。最大の解像度は1.3メートルあります。 ...
中国の月探査機「嫦娥2号」は、10月16日午後9時47分(中国標準時。日本時間午後10時47分)、地上からの指令により軌道高度を下げ、100×15キロメートル(月から最も遠い点が100キロ、最も近い点が15キロ)の軌道に投入されました。 今回の軌道変更では、月面により近い高度を飛行することで、解像度のより高い写真を撮ることが目的です。以前の記事の内容では、15キロの高度から撮影した場合、最大解像度1メートルの写真が取得できるとのことです。 ...
昨年(2009年)の10月、月面に衝突し、水の存在を確かめるという探査を行った月探査機、エルクロスですが、その後の調査で、水以外にも様々な物質が存在することが明らかになりました。この探査により、月面のクレーターの陰の部分には水以外にも多くの有用な物質が眠っていること、また月面は化学的な物質移動が活発で、また水の循環も存在していること、さらには月面に存在する氷の結晶の一部はほとんど純粋な水でできていることがわかりました。この研究結果は、10月22日に発行される科学雑誌「サイエンス」で論文として発表されます。 2009年10月9日に月面に衝突したエルクロスですが、その様子は上空からルナー・リコネサンス・オービター(LRO)が観測していました。衝突によって立ち上った噴煙はLROにより観測され、また、エルクロス本体より先に衝突したセントールロケットの衝突噴煙はエルクロス搭載の機器により観測されていました。この観測により、月面に存在したほぼ純粋の水の氷からなる粒が、真空の宇宙空間に高く吹き上げられたことがわかりました。 ...