嫦娥3号は秘密兵器「月面天文台」を搭載

今年末にも打ち上げられる予定の中国の月探査機「嫦娥3号」ですが、このほど記者会見で、この嫦娥3号には「秘密兵器」が搭載されることが明らかになりました。といいましても別に本当の兵器ではなく、月面天文台(望遠鏡)でして、しかもこの望遠鏡は、月探査情報ステーションと少なからぬ関係があります。 新華社(英語版)の記事が伝えるところによると、この嫦娥3号に搭載される「月面天文台」は、近紫外月面天文望遠鏡です。この望遠鏡は、近紫外線という光の領域を捉える望遠鏡で、恒星や銀河系などの観測を行うとのことです。 ...

2016-04-05T08:42:37+09:002013年9月10日(火)|嫦娥3号|

中国、嫦娥3号を今年末に打ち上げ

以前から流れているニュースではありますが、この段階で再度流れるということは、「ほぼ確定した」と考えてよいのでしょう。中国の月探査機嫦娥3号が、今年(2013年)末に打ち上げられることになりました。人民網日本語版が人民日報の記事として伝えています。 この記事では、月探査プロジェクト重大特別計画の指導チームが、嫦娥3号を開発・建造段階から実施段階へ移行させることを承認したとなっています。 ...

2023-07-10T10:02:24+09:002013年8月30日(金)|嫦娥3号|

嫦娥3号、熱試験を開始

先日このブログで、熱試験を間もなく実施するとお伝えした中国の月探査機、嫦娥3号ですが、この熱試験が始まった模様です。人民日報の記事を人民網日本語版が報じています。 今回の試験では、宇宙空間の温度差を模擬するため、嫦娥3号にカバーを取り付けた上で、宇宙の熱環境を模擬することができる試験室(チャンバー)に約40日間にわたって探査機を格納し、温度などによる影響をチェックします。 ...

2023-07-10T10:02:26+09:002013年5月20日(月)|嫦娥3号|

嫦娥3号、最後の試験(熱試験)へ

今年後半に打ち上げ予定の中国の月探査機、嫦娥3号が、いよいよ最後の試験である温度差試験(記事にはそう書いてありますが、いわゆる熱試験、あるいは熱構造試験ではないかと思われます)に挑んでいます。北京晨報の記事を人民網日本語版が伝えています。 月には空気がないため、昼と夜、さらにいえば日が当たるところと当たらないところで大きな温度差があります。この温度差は最大で200度程度にまで達することもあるため、探査機、とりわけ月の昼と夜を両方共耐えぬくことを狙う探査機にとっては、この温度差を生き抜くことが最大の目標となります。 ...

2023-07-10T10:02:26+09:002013年5月13日(月)|嫦娥3号|

嫦娥3号打ち上げに備えて深宇宙通信網を整備

今年は中国の月探査機、嫦娥3号の打ち上げが予定されています。探査機の開発と並行して、月との通信を行うための深宇宙通信網の整備が進められているようです。中国之声の記事を人民網日本語版が報道しています。 この記事によると、深宇宙と通信するためのアンテナは、中国最西端の新疆ウイグル自治区のカシュガル(喀什)市と、中国最東端にある黒竜江省のチャムス(佳木斯)市に設置されています。カシュガルのアンテナは直径35メートル、チャムスのアンテナは直径66メートルで、このチャムスのアンテナはアジア一の直径を誇るとのことです(編集長注: ...

2023-07-10T10:02:29+09:002013年2月1日(金)|嫦娥3号|
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