エルクロス、月の水の存在を確認
先月、月の南極地域のクレーターに激突し、月探査を行ったアメリカの衛星「エルクロス」の探査により得られたデータを解析した結果、予備的ではありますが、月のクレーターの影の部分に水の存在を確かめることに成功したと、NASAが発表しました。NASAでは、この発見は、月の理解に新たな1ページを開くものであるとしています。 エルクロス、そして突入機として使われたセントールロケット第2段は、10月9日、月の南極付近にあるカベウスクレーターに激突し、クレーターの底にあった何十億年もの間光が当たっていない物質をちりとして巻き上げました。このちりの噴煙はクレーターの縁と太陽光に対してかなりの角度で舞い上がったようですが、その後噴出したちりはより水平の方向に広がったようです。 ...