間もなく火星に到着する「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」ですが、着陸は決して楽ではありません。というより、過去火星に向かった探査機の中には、火星探査機に入るところで消息を絶ったものもあります。
マーズ・サイエンス・ラボラトリー(キュリオシティ)が火星大気圏に突入するとき、その速度は秒速6.1キロメートル。ライフルの弾の6倍以上も速い速度です。大気との衝突で減速したあと、パラシュートを開き、最後は独特の「クレーン」方式で着陸するわけですが、この、大気圏の中での7分間が、火星探査の成否を決する最も重要な時間なのです。
その様子を解説したビデオがこのほど、NASAジェット推進研究所(JPL)から公開されました。英語ではありますが、どのようなことがこの7分間に待ち構えているのか、その雰囲気だけでも少なくともわかると思います。ぜひ、ご覧下さい。

@lizard_isanaさんによる日本語字幕版

・JPLのページ (オリジナルの動画のダウンロードなども可能です。英語)
  http://www.jpl.nasa.gov/video/index.cfm?id=1090
・マーズ・サイエンス・ラボラトリー (月探査情報ステーション)
  https://moonstation.jp/ja/mars/exploration/MSL/