昨日(7月6日)に小惑星探査機「サイキ」の記事を掲載しましたが、それ以前、3月8日よりほぼ4ヶ月間にわたって、月探査情報ステーションの更新が途絶してしまうという事態となっておりました。
4ヶ月にわたって更新ができないという状態は月探査情報ステーション始まって以来で(過去には3ヶ月の更新途絶がありました)、新しい情報やコンテンツを期待されていた皆様にはご心配、ご迷惑をおかけいたしました。編集長として深くお詫びを申し上げます。
昨年7月に編集長(寺薗)が自身の合同会社をメインの業務とすることになり、月探査情報ステーションも新たな形での運営方針で再スタートを切りました。しかし、合同会社の仕事が当時の予想を上回って忙しくなり、特に年度末には全く動きが取れなくなるほどでした。その影響が4・5月まで及び、年度が変われば従前通りの作業ができると考えていた予想が外れてしまいました。さらに6月も各種業務が大量に入るなど、7月に入るまで編集長自身が完全に身動きがとれない状況でした。
月探査情報ステーションは、編集長が月と月・惑星探査の専門家として情報を収集し、それをわかりやすい形で皆様へと公開していくという考え方で運営しています。逆に申し上げますと、編集長自身が記事を書くことで自身でも情報を解釈し、勉強をしているわけで、この点4ヶ月の空白は自分自身にとっても大きな打撃でした。会社運営という立場から考えても、更新が途絶することによるページビュー(PV)の減少、それに伴う広告収入の減少などが発生しております。
ちょうど新しい体制となって1年、編集長自身先が見通せていなかったという点が大きかったわけですが、これまでも編集長1人での維持にはここ数年にわたって限界を感じておりました。
幸いご支持やご支援のお申し出などもいただき、現在よりしっかりとした体制で運営できるよう、具体的な準備を進めています。
これから本格化していくであろう有人月探査、そしてその先の時代を見据えて、多くの皆様に「正しく」「わかりやすく」「すばやく」(特に最後の「すばやく」)情報をお伝えできるよう、先を見通しながら、編集長としても体制を含めより一層サイトを充実させていく所存です。
引き続き、月探査情報ステーションへの皆様のご支援、ご愛顧を、よろしくお願い申し上げます。
2022年7月7日
月探査情報ステーション/合同会社ムーン・アンド・プラネッツ 代表社員 寺薗淳也