ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とロシアが共同でこの3月に打ち上げた火星探査機エクソマーズ、いよいよ到着が迫ってきました。
ESAは13日、エクソマーズの到着に関する詳細な日程を明らかにしました。それによると、着陸実証機「スキアパレッリ」は16日(日本時間。以下すべて同じ)午後11時42分に周回機から切り離され、19日午後11時42分に火星大気に突入、午後11時48分に着陸する予定です。
周回機については、19日中に火星周回軌道に投入予定となっていますが、詳細な時間はまだ明らかになっておりません。軌道修正などの結果をみて最終的な日時が今後決まるものと思われます。
以下、ESAから発表となっているエクソマーズの火星到着日程です。なお、これは13日付のものであり、今後変更になる可能性もあります。月探査情報ステーションでも変更があり次第速報いたします。
「現地時間」とあるのは、ヨーロッパ中央標準時です。
- 10月14日(現地時間)…周回機の最終軌道修正(日本時間で午後5時45分、現地時間午前8時45分)
- 10月16日(現地時間)…着陸実証機「スキアパレッリ」の切り離し(日本時間で午後11時42分、現地時間で午後4時42分)
- 10月17日(現地時間)…周回機の軌道上昇制御(日本時間で午前9時42分、現地時間で午前4時42分)
- 10月19日(現地時間)…周回機軌道投入、着陸機火星着陸
着陸機は日本時間で午後11時42分(現地時間午後4時42分)に火星大気に突入、日本時間で午後11時48分(現地時間午後4時48分)に着陸予定 - 10月20日(現地時間)…スキアパレッリからの写真が送られてくる予定
なお、16日、19日及び20日にはESAからのインターネット中継もあるとのことですので、ぜひ期待していましょう。
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