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> 月を知ろう > 月の雑学 > 第3話 人類は月に行っていない!? > 宇宙は放射線がいっぱい。宇宙飛行士はとても耐えられない!
月を知ろう

月の雑学
第3話 人類は月に行っていない!?
疑惑
地球のまわりにあるバン・アレン帯(放射線帯)や、宇宙空間にある放射能は、宇宙飛行士を数分で死に致らしめるのに十分なくらい強い。旧ソ連の月計画に関っていたロシアの宇宙飛行士によると、彼らはまだ知られていないことがたくさんある宇宙空間に行くことを恐れていて、放射能が宇宙船を突き抜けてしまうのではないかと心配していたという。
真実
「バンアレン帯を通過するどんな人間も、その放射能によって、数分のうちに死に至るか、極めて重い病気になってしまう」

…そのようなことはありません。バン・アレン帯は地球のまわりにある領域で、地球の磁場が、太陽から太陽風の粒子を捕らえているところです。実際、何も保護されていない人間なら、致死量の放射線を浴びることになるでしょう---但し、その人が充分そこに長い間いれば、ですが。実際には、宇宙船はこのバン・アレン帯をあっという間に通過していってしまいます。せいぜい1時間くらいというところでしょうか。致死量に達するほどの放射線を浴びている時間はありません。それに、実際のところ、金属でできている宇宙船の船体で、こういった放射能はほとんど遮られてしまいます。このことについてより詳細な説明を、宇宙飛行士が受ける放射線量の技術的なデータを使って、友人のWilliam Wheatonが行っています(訳注: このリンク先のページは英語で書かれています)。また、このことについての別の優れた説明として、Biomedical Results of Apolloというウェブサイトがあります(訳注: このウェブサイトも英語で書かれています)。このサイト、NASAの放射線テストについての歴史についても教えてくれます。面白い読み物です。

ロシアの宇宙飛行士の説明というのも、そう解釈できるところしか引用されていないのではないでしょうか。もちろん、人間がバン・アレン帯に行くまでは、彼らも放射線については心配していたのです。でも、NASAが行ったテストで、バン・アレン帯を通過しても人間が生き延びられるというだけでなく、ほとんど障害も受けない、ということが分かってきたのです。


 「月の雑学 第3話」は、「日本の衛星(セレーネ)が月に行けば、アポロの着陸船を見つけられるはず」「まとめ」を除き、Phil Plait氏によるサイト"Bad Astronomy"内にある、"Fox TV and the Apollo Moon Hoax"の内容をもとにしています。 「月の雑学 第3話」を作るにあたり、翻訳及び内容の使用を快諾していただいたPhil Plait氏、及びサイトの内容をご紹介いただいた、MITの石橋和紀さんに感謝いたします。
 なお、「月の雑学 第3話」の内容につきましては、Phil Plait氏は責任を持ちません。記述内容についてはあくまで、月探査情報ステーション主催者が責任を負うものとします。

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