お住まいの地方の月と太陽の状況を調べてみると、月の南中時刻と日の出の時刻が最も接近していたのは10月21日でした。
この日の月齢は23で、「下弦の月」「下の弓張」などと呼ばれます。この日、夜半過ぎに月待ちをすると願い事が叶うと伝えられることから、皆が集まって供物を備え、飲食やおしゃべりをしながら月の出を待つ「二十三夜待ち」という風習が生まれました。
真夜中に月が出ることから、「真夜中の月」と呼ばれることもあります。また、静岡県富士郡では、「二十三夜の月を拝んで寝ると病気にならない」という言い伝えもあるそうです。