日本では昔から、月にいろいろな名前をつけてきました。
その中でも有名な呼び名について、月齢順にご紹介してきます。

  • 三日月…月齢3日前後の月。
  • 上弦の月…半月(月齢7日前後)。
  • 待宵の月…月齢(陰暦)14日の月。満月の1日前。翌日の満月を楽しみに待つという意味。
  • 満月…月齢15日の月。
  • 立待月(たちまちづき)…月齢(陰暦)17日前後の月。
  • 居待月(いまちづき)…立待月の翌日、月齢(陰暦)18日前後の月。
  • 寝待月(ねまちづき)…居待月の翌日、月齢(陰暦)19日前後の月。
  • 下弦の月…月齢22日前後の月。

ところで、「立待」「居待」「寝待」と続く月の名前ですが、これは、満月やその翌日の月が見えない場合に、まず立って待ち、それでもやはり見えなければ座って待ち、それでも見えなければ寝て待つ、という、月を待つ人々の心情を表わした言葉だそうです。
(また、「立待」は立って待っている間に、「居待」は座っている間に月が出、「寝待」は寝ていないと(相当遅くならないと)月が出て来ない、という説もあります)。


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