一般に月や惑星などの距離を求めるには、天体の位置と動きを正確に測定して、公転軌道を求めて決定します。
惑星が何日で太陽を一周するか、月が地球を何日で一周するかを正確に測れば、ケプラーの法則から、それぞれの公転軌道の半径、すなわち重心間の距離がわかります。
月の場合には、これに加えて「レーザー測距」という方法で、より正確に距離が測定されています。
これは、アメリカのアポロや旧ソ連のルノホートが月面に設置した鏡に向けて、 地球上の観測所からレーザー光を発射して、鏡で反射して観測所に戻ってくるまでの時間を正確に測ることによって、2点間の距離がわかります。 月までの距離は、以上の方法を組み合わせて正確に測定されました。
アポロ14号で設置された、月面でレーザー光を反射するための鏡。
(Photo by NASA, AS-14-67-9386)
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