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1964年初頭に始まったこの計画では5機の無人周回衛星を使って月を調査しました。
衛星は打ち上げ時重量が約390キログラム、直径は約1.5メートル、長さは2メートルでした。主な目的は、アポロ計画の有人着陸に適したなめらかで水平な地域を探すことで、次のような探査が行われました。

写真撮影
アポロ計画とサーベイヤ計画の探査機が着陸するのに適した場所を探し、月についての科学的理解を深めるため様々な場所の地理的情報、地質的情報を詳しく得る。

月の重力場の測定
月の重力場の情報を改善するため、正確な軌道情報を提供する。

月環境の分析
その他の月の環境として、微小隕石の量と放射線を測定する。

最初の3回のミッションで、20の着陸候補地が低傾斜角、低高度から撮影されました。写真を分析したところ、着陸地を探すというルナーオービター計画の目的はほとんど達成されました。8つの着陸候補地が選ばれ、これらのうち5カ所は確認のため更に写真が撮影されました。

5機のルナーオービターによって月面の99パーセントが解像度60メートル以上で撮影されました。この解像度は地球から観測した場合の10倍です。
写真は全部で1654枚撮られました。そのうち840枚はアポロ計画のために22カ所の低緯度地域を撮影したもので、残る814枚のうち703枚は月の表側、105枚は月の裏側、6枚は地球の写真です。



ルナーオービター探査機の写真 (写真: NASA)
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ルナーオービター2号が撮影した嵐の大洋のマリウス丘付近 (写真: NASA)
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■参考資料