その1

編集長が所属する会津大学では、年に2回、夏と秋に、大学研究室を開放する「オープンキャンパス」を実施しています。
編集長が所属する宇宙科学グループでは、このオープンキャンパスに際して、研究内容を公開したり、宇宙関係の展示物を展示するイベントを開催しています。
毎年、多くの方が訪れて好評を得ているこの催し、10月の「体育の日」3連休のオープンキャンパスの様子をお伝えします。

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完成した展示室レイアウト 私たちの研究室公開では、研究内容や展示物を展示する部屋と、映像上映を行う部屋とを2つ使っています。こちらの部屋は、展示用の部屋。学生さんの手により、展示物がきっかりと並べられ、展示パネルも準備ばっちりです。入口(写真を撮っている場所)の前には、「はやぶさ」の模型が置かれています。
入口に置いてある「はやぶさ」模型のクローズアップ。人間の大きさと比較するために、平均的な身長の大人の模型が、「はやぶさ」のそばに置かれています。訪れた方の多くはこの模型で「はやぶさ」とわかるみたいで、いかに「はやぶさ」がブームになっているかがよくわかりました。 「はやぶさ」模型
小惑星の模型 こちらはちょっとわかりにくいかも知れませんが、机の上に置いてあるのが展示物です。小惑星の模型です。白い模型は、学校にある3次元プリンターで打ち出されたものです。もちろん、「はやぶさ」をはじめとしたいろいろな探査機により得られたデータを元にしています。
その模型の1つをクローズアップしてみます。こちらは小惑星クレオパトラの模型。エジプトの女王の名前がついたこの小惑星は、愛称「犬の骨」とも呼ばれています。なぜなら、その形が、ちょうど2つの物体を間で結んだ、「犬の骨」のような珍しい形だからです。宇宙にはこんな形の天体もあるんです。 小惑星クレオパトラの模型
イトカワ(会津大学モデル) こちらは、「はやぶさ」目的地となった小惑星イトカワの模型。この模型は、会津大学で作成された「イトカワ」の形状モデルを元にして作られたものです。
そのイトカワ模型の大きさ、わかりにくいので私の指を置いてみました。模型の大きさはこのくらいのものです。この模型は、上にも書きましたが、3次元プリンターという特殊な装置で打ち出しています。模型はある種のプラスチック素材でできており、感触としてはちょっとざらざらした触感があります。 イトカワ模型の大きさ
特殊月球儀と「かぐや」模型 先ほどの小惑星の模型の隣、部屋のいちばん奥に置かれているのが、特殊な月球儀と「かぐや」の模型です。
こちらは「かぐや」の模型のクローズアップです。結構な大きさがあるので、教室の机を並べて乗せています。写真の真ん中あたりに、人の大きさを模した人間のモデルが乗っているのがわかりますでしょうか。太陽電池パネルやハイゲインアンテナ、さらには磁力計やレーダサウンダーのアンテナなど、「伸ばすもの」をいろいろ延ばしてみるとかなりの場所をとるのがわかります。 「かぐや」模型
特殊月球儀 こちらは月球儀。右側は普通の月球儀ですが、左側のカラフルなものも月球儀です。こちらは、探査機クレメンタインで測定された月面の起伏を元に色分けしたもので、青い部分ほど深く、黄色、赤となるにつれて高くなっていきます。製作は本サイトのスポンサーでもある渡辺教具製作所さんです。
こちらは、「かぐや」が取得した高度データを元に作成した月球儀(凹凸つき)です。特殊な製作方法により表面に凹凸をつけてあり、例えば視覚障害者の方でも触ることで月を体感できるなど、いろいろな利点があります。その手前は、ティコクレーターの模型。型を抜いた紙を重ね合わせる形で、クレーターの形を作り上げています。 凹凸月球儀とクレーター模型