2009年8月8日、ジュンク堂書店 新潟店で、第27回のサイエンスカフェにいがたが開催され、お話をしてまいりました。
書店でのサイエンスカフェということで、土曜のひととき、どんなふうだったか、ちょっとその雰囲気を、写真で振り返ってみることにしましょう。

ジュンク堂新潟店 会場となったジュンク堂新潟店です。新潟駅の南口を降りるとすぐのところにあります。表側からは意外と目立たないのですが、実は中には広大な書籍スペースがあります。
書店の入口をくぐると、目の前には今日のサイエンスカフェ実施を知らせる手作りの看板が。サイエンスカフェは、どこもそうなのですが、皆さんが手作りで開催しているという暖かさが魅力でもあります。 入口の看板
開催場所 サイエンスカフェの開催場所は、地下1階にあるカフェです(そう、書店の中にカフェがあるのです)。正面に見えているスクリーンにスライドを映し出し、その後ろ(写真では切れていますが、左側)にあるカフェで、お茶やコーヒーを飲みながら聞く、というスタイルです。
会場の右手にある石の彫刻。これは、ホメロスの有名な叙事詩「オデュッセイア」の一節で、「夫と妻が心を合わせて、相たずさえて家を守ってゆく程に、げに世に優れたる良き事はありません。」と書かれています(ギリシャ語で)。 会場の一角のパネル
サイエンスカフェ開始 サイエンスカフェがちょうど始まったところです。お客様と私(話し手)の距離が、遠すぎず離れすぎず、実に絶妙な距離というところがいいですね。
今回の話の内容は、「アポロから40周年」。アポロ11号の月着陸40周年が7月21日、その直後に(22日)皆既日食があったということもあって、月探査情報ステーションにも大量のアクセスが集まりました。その様子を解説しています。 アポロと皆既日食はいかに人気があるか
休憩時間 時間が1時間半ありましたので、全部座ったまま、というのはたいへんです。そんなわけで、途中で休憩も入れました。さすが書店というわけで、宇宙関係の本(私の本も含めて!)がワゴンセールスで並べられておりました。
休憩も終わって後半です。後半は、日本と世界の将来の月探査についてのお話。
広角レンズで捉えると会場の様子がよくわかります。こんな感じで、ちょうどうまい具合に会場がセットされているということがわかります。
サイエンスカフェは続く
皆さんはどう考えるか 将来月探査についての話のあとは、最後の締めくくりとして、宇宙開発計画への皆様の参加について。今年の宇宙基本計画へのパブリックコメントが1500件を超えたことを引き合いに、宇宙開発についての皆様の声をお願いします、という内容にいたしました。
1時間半と、割と長い時間でしたが、皆様コーヒーを飲みつつ、午後のひとときを月探査の話でゆったりとすごされていたようでした。サイエンスカフェの醍醐味というか、距離の近さと雰囲気の柔らかさがちょうどうまく発揮されたような感じです。 終わり

今回お世話になりました世話人の本間善夫さん、また会場準備などにご尽力いただきましたスタッフの皆様ならびにジュンク堂新潟店の皆様、ありがとうございました。


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