純民間資金で最初に月着陸・ローバー走行を行ったチームに賞金を授与するという技術競争、「グーグル・ルナーXプライズ」(GXLP)に参戦する日本のチームが「ハクト」(HAKUTO)です。
開発されたローバーは、月面での機能を最大限に発揮することを目指しつつ、開発費用を抑えるため、数多くの工夫が行われています。
ローバーは、一般の方からの応募により「ソラト」(SORATO)と命名されました。
当初はアメリカのチーム「アストロボティック」のロケットに相乗りすることを想定して開発されていましたが、チームのレースカらの撤退により相乗り先をインドのチーム「チーム・インダス」のロケットに変更するなど、開発は困難を極めました。
ローバーの開発も終わり、ローバーが打ち上げ地のインドに運ばれたあとの2018年1月、チーム・インダスが「ロケットの打ち上げが困難」と声明を発表、これに応じてハクトも今年3月までの打ち上げを断念しました。
ただ、ハクトとしては、ローバーを何らかの形で月に打ち上げることを検討するとしています。
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