日本時間1月15日午前4時4分(アメリカ時間1月14日午後2時4分)、水星探査機メッセンジャーは水星表面から約200キロの地点を通過しました。探査機の状態は正常で、フライバイは成功した模様です。フライバイの際に取得した科学データは同日、フライバイの直前に地球に送信されました。
このフライバイに先立ち、9日から13日(アメリカ東部時間)にかけて、探査機に搭載された水星撮像システム(MDIS)の広角カメラにより、写真が撮影されました。この写真は航法目的です。最後の写真は76万キロ離れた地点から撮影され、解像度は1ピクセルあたり20キロメートルという高さになっています。
さらに、14日にMDISによる撮像が計画されており、今回は広角カメラに加え、狭角カメラによる撮像も予定されています。この画像の一部は、人類がこれまで撮影したことがない水星の表面を含むことになります。
・メッセンジャー 状況リポート
  http://messenger.jhuapl.edu/news_room/status_report_01_14_08_2.html
・メッセンジャー 水星フライバイ特集ページ
http://messenger.jhuapl.edu/mer_flyby1.html
・メッセンジャー (月探査情報ステーション)
  http://moon.jaxa.jp/ja/pex_world/MESSENGER/